資料2
登場人物3(ネタバレにご注意下さい)
※ 第四章からエピローグ時点までの記述も有りますので、ネタバレにご注意ください。
【エヴィデンシア伯爵家】
祖父オルドーが30年前までは法務卿を務めていた。オルトラント王国建国王の時代からの譜代の臣の家系。
◇フローラ・オーディエント・エヴィデンシア(15歳→19歳):エヴィデンシア伯爵夫人。
地の精霊ノルムの加護を強く受けており、農奴などに多く現れるという茶色い髪に瞳をしていると思われていたが、本当は『金竜の愛し子』であり、金竜王シュガールへの嫌がらせとしてノルムの力で隠されていた。
クルークの試練を乗り越え、バリオン型のワンドである魔器ストラディウスを賜る。
王都オーラスを新政トーゴ王国軍の飛竜による攻撃から守り、彼らを撃退したことによって、救国の女神と呼ばれるようになる。
さらに、邪竜事変で邪竜討伐に力を尽くしたことが広く大陸中に知れ渡り現在では救世の女神と讃えられるようになった。
邪竜事変後、三月ほどは金色の瞳、金髪で過ごしていたが、周囲の騒ぎに疲れたことと、見た目の派手さから落ち着かず、さらに、茶色い髪に茶色の瞳が、グラードルと結ばれる事ができた遠因でもあったという理由から元の髪と瞳の色に戻して貰っている。
ちなみに、自分の意思でノルムの隠しを解除できるようになったため、グラードルから「サ○ヤ人」と言われてしまった。
◆グラードル・ルブレン・エヴィデンシア(20歳→24歳):エヴィデンシア伯爵
グラードル・アンデ・ルブレン(婚前名):(亡母名:ロレーヌ・アンデ・ルブレン)
黒灰の髪色に、同じ色合いの瞳。
堅肥りで、角張った輪郭をしていたが、軍務部で真面目に修練に励んでいるからか、それとも精神性に引っ張られているのか、だいぶ柔らかい印象になっている。右の眉の上から頬の辺りまで刀傷がある。
地球の日本と思われる前世の記憶を持っていて、この世界がゲームの中の世界だと考えていたが、実は、この世界の別の時間軸において滅び、贖罪の為に地球で人生をやり直してきた当の本人であった。
王家の茶会のおりに毒を受けて寿命を大幅に削られるが、現在は黒竜王の聖杯ムガドの力によって延命されている。
最近の悩みは、黒竜王ヨルムガンドが目覚めたことによって、かの竜王の意識が気になること。
◇シュクル・オーディエント・エヴィデンシア(精神年齢5歳くらい):シュガールとクルークの子供
髪の色は、金髪と言い切るには黄色味が薄く、派手さはないものの落ち着いた煌めきがあってとても神秘的な色合い。瞳は、左目が金、そして右目が銀色をしている。
卵から孵る前にグラードルの記憶を取り込んでいる為、人間世界の常識などの知識はあるもよう、ただし知っていることと理解していることはまた別問題らしい。
一応、世間的にはフローラの妹という事になっている。
◆マリウス・オーディエント・エヴィデンシア:フローラとグラードルの間に産まれた長男
髪の色は銀白色をしているが、光の加減で金白色にも見えるときがある。瞳は輝きの強い
歴史上の人物、操竜騎士マリウスから名前を頂いている。
これは彼の瞳の色がマリウスと同じで、さらに、グラードルがクルークから賜った甲と盾、剣が、元々は赤竜王がマリウスに下賜したものであった事実。
また、マリウスが赤竜王の第一世代の娘と強い縁を結んでいたといわれており、シュクルとマリウスが仲良く育ってほしいとの願いが込められている。
◆ロバート・フランド・エヴィデンシア(43歳→47歳):フローラの父。前エヴィデンシア伯爵
戦傷で腰の辺りから右足が不自由になっており、杖をつかないと歩けない。
灰色に近い髪色だが光の加減で霞んだ金髪に見える。瞳は濃い緑色。
エヴィデンシア家で最も常識的な人間なので、描写はされていないが娘が金竜の愛し子であった事実、さらには、屋敷に逗留していたトルテが金竜王シュガールであった事などを知って、最も心臓にダメージを受けた。
◇ルリア・オーディエント・エヴィデンシア(37歳→41歳):フローラの母。前エヴィデンシア伯爵夫人
隣国マーリンエルトの貴族オーディエント男爵家の次女。
赤茶けた髪色にオレンジっぽい瞳の色をしている。
武官を多く排出しているオーディエント家の血筋。オーディエント家の鬼姫と呼ばれていたらしい。
何故今の、「あらあらうふふ」夫人になったのか……番外編をお待ちください。
【アンドルク】
◆セルバンスターク・アンドルク(44歳→48歳):登場人物 1 を参照ください。
◇メルアリーン・アンドルク(17歳→21歳):通称メアリー。エヴィデンシア家、本館付きの侍女長。
父親と同じような艶やかな黒髪。明るい夜空のような黒みを帯びた青い瞳をしている。
セバスの娘だが親の七光りで侍女長なわけではないできる侍女。
クルークの試練によって偽神器クルムディンを賜った、彼女にこれ以上の戦力を与えていいものだろうか……。
別に作者が、メイドに死神の鎌を持たせたかったわけではきっと、無いはず……。
◆レオン・クライス(28歳→32歳):兵長
髪色は灰色で、瞳は薄緑をしている。グラードルより少し背が高い。
母親が元アンドルクの人間で彼らの存在は知っていた。
当初は心を入れ替えたと思われたグラードルに引かれて彼の下に就いていたが、演習前後の出来事を経てグラードルに心服、アンドルクの一員になる事を決意する。
アンドルクになった経緯は番外編にて記載いたします。
【本館付き使用人】
◆トニー・ポート(36歳→40歳):本館付き従僕
本館のフローラたちの目に入る数少ない男手、出番は増えたが相変わらず影は薄い。
◇フルマ・ミリー(16歳→20歳):登場人物 1 を参照ください。
◇チーシャ・ルクル(16歳→20歳):登場人物 1 を参照ください。
◆トナム・カーレム(40歳→44歳):登場人物 1 を参照ください。
◇アルドラ・カーレム(37歳→41歳):登場人物 1 を参照ください。
【貴宿館付き使用人】
◇ロッテンマイヤー・フィリン(54歳→58歳):登場人物 1 を参照ください。
◇ミミ・カルーシェ(22歳→26歳):登場人物 1 を参照ください。
◇ヨハンナ・ミリム(24歳→28歳):登場人物 1 を参照ください。
◇エミリー・クータル(30歳→34歳):登場人物 1 を参照ください。
◆ハンス・ロダン(45歳→49歳):貴宿館付きの従僕
最近は、馬車の御者としてよく活躍している。
※邪竜事変後は、侍女や下働きの人数も、通常の貴族屋敷に近くなって来ている。
【元貴宿館住人】
◆リュート・ブランシュ(15歳→19歳):ゲーム、「白竜の愛し子」の主人公
混じりけの無い真っ白の髪に、瞳も虹彩が白く、虹彩と白目の境界の付近が僅かに黒くなって見える。また瞳孔は普通の目と同じように黒く、さらに肌の色は中央大陸で一般的な色合いをしている。
グラードルがまともになってしまったために、ゲームヒロインたちと絆を深めることができずにいたが、遅れてきたヒロイン、クラリス嬢と仲を深めているもよう。
学園卒業後は、バーンブラン辺境伯領、ブラダナの屋敷に戻り、学園で学んだ最新の農業や牧畜の技術を地域に広めるために尽力している。
◇アルメリア・パーシー・カレント(14歳→19歳):騎士修練士として学園に在籍。ゲームのヒロイン候補であった一人。
菜の花色の黄色い髪 、金色の瞳をしている。物語開始当初学園で唯一のフローラの友人。
クルークの試練、最年少14歳での達成者。クルークより偽神器ブランバルトを賜る。
王国からは、婚姻相手や親族に継承可能な名誉男爵位を賜り、一躍社交界で注目される。
だが本人は相変わらずで、貴宿館で行われたお茶会で出会った、捜査犬の調教師でもあるミシェル・モンサン・ヒルデスハイム子爵と仲を深め、学園卒業を機に結婚。
ナチュラルに飼い犬たちと同じように接してくれる夫と、とても礼儀作法に厳しい義母を得て、とても充実した毎日を送っている。
ちなみに、名誉男爵の爵位は現在、父親へと譲られている。
◇マリーズ・シェグラット・リンデル(15歳→19歳):七竜教の聖女。ゲームのヒロイン候補であった一人。
髪の色は銀色で、光の加減で金色が浮かび上がるように見える。瞳は虹色。
クルークの試練を乗り越え、クルークより偽神器バルトを賜った。また邪竜事変において、実は彼女が陰の功労者である。
現在はマーリンエルトの神殿に戻っており、新たにトーワ皇国に誕生したという聖女の成長を待ちながら、公国にもファーラム学園のようなものを創立することを考えて資金を募っている。
◇リラ :マリーズのお付き(24歳→28歳):マリーズのお付きの一人
自由奔放なマリーズに振り回される苦労人。
邪竜事変後にファーラム学園に留学してきたマーリンエルト公国のロレッタ第一公女と入れ違いで、貴宿館から出て神殿の宿舎に移動した。
おそらく、マリーズの学園創立計画に巻き込まれている。
◇ミーム :マリーズのお付き(17歳→21歳):マリーズのお付きの一人
リラと供に貴宿館から出て神殿の宿舎に移動した。
マリーズに、芸術の教諭として強力に誘われている。(あの画調で良いのだろうか?)
◇レガリア・フォーン・ルクラウス(17歳→21歳):ゲームのヒロイン候補であった一人。
腰の辺りまで伸ばした輝く海色の髪を、肩口辺りから縦巻きにしていて、同じ色合いの瞳をしている。
現在では世界的なロメオ奏者として国外での公演も多く、アルベルトとはすれ違いの日々である。
◆クラウス・モーティス・オルトラント(15歳→19歳):王国第三王子。
黒く見えるほどに濃い青髪に、紫色の瞳をしている。
貴宿館住人の中で最も精神的に成長した。マーリンエルト公国のロレッタ第一公女とも巧くやっているらしい。
公務が忙しく、最近では貴宿館での生活を懐かしがっている。
◆レオパルド・モーティス・デュランド(17歳→21歳):元軍務卿の孫。
濃い緑の瞳をしていて、緑の上に赤を乗せたような色合いの髪を短く角張ったように刈り揃えている。
クルークの試練を乗り越え、クルークより偽神器グランディアを賜る。
赤竜騎士団に所属しているが、尊敬するグラードルの後を追って捜査局へ移ることを考えていた。
邪竜事変後に引かれ合い、現在婚約中のマリエルの取りなしでグラードルと話し合い、騎士団で力を尽くすことを決心する。
◇クラリス・ウィザー(15歳→19歳):南東のベイルバーン子爵領からの奨学生。
茶色っぽい金髪で、金色の瞳をしている。
実は髪は染めていて本来は金髪である。髪色を元に戻すと、一見、金竜の愛し子と見間違えられる外見をしているが、瞳の金色は光の精霊王リヒタルから加護を受けていて、よく見ると透明感がある。
幼くして両親を亡くした苦労人で、その才能を見込んだベイルバーン子爵より奨学金の援助を受けている。
当初はリュートと同じく農牧学部を専攻していたが、ファーラムの説得を受けて魔導学部へ転部した。
現在では見事ワンドを賜り、数年間の従軍期間中。
自分と同じく、幼くして両親を亡くしているリュートから貴宿館のお茶会のおりに告白され、現在では仲が進展しているもよう。
◇ロレッタ・メーテルリンク・マーリンエルト(15歳→19歳):マーリンエルト公国の第一公女
マティウス公王とエステリア公妃の間に生まれた長女。
クラウスとの仲を深める事が第一の目的だが、今後オルトラントの貴族社会で影響力を増すと考えられる貴宿館の住人たちやエヴィデンシア伯爵家と縁を繋ぐためにやって来た。
現在では王宮にて婚姻の日取りの決定を待ちつつノーラ王妃の元、行儀見習いの日々。
【その他重要人物】
◇アンドゥーラ・バリオン・カランディア(22歳→26歳):魔導爵の爵位を持つ魔導学部の教諭
綺麗な深紫色の長い髪、薄紫の中に時折銀光が薄らと滲む瞳をしていて、よく左の目の眼窩に
前々回、クルークの試練のおりにライオットやサレアたちと知り合う。当初はライオットに懐いていた(おそらくは初恋)が、彼の中に危うさを見て、その一因に自分が関係していると直感的に気付き彼から離れる。
邪竜事変に前後して、ライオットから離れた自分の行動は間違えていたのではないかと考えるようになり、ライオットとの関わり方を見直す。
その甲斐あってかは知らないが、エピローグにてライオットと結ばれた。(この夫婦、暴走したら誰が止めるんだろう……)
◆ライオット・コントリオ・バーズ(27歳→31歳):元法務部捜査局局長、新法務卿
燃えるような赤い髪に、金色の瞳をしている。
第二王子ライオスの仮の姿だが、外見はこちらの姿が本当の姿である。
アンドリウス王と平民の女性の間に産まれた庶子で、グラードルがゲームとして認識していた事件を巻き起こしていた。フローラとグラードルの最大の援助者であり、また最大の敵であった人物。
大陸西方諸国の因習によって、王家の正当な男児が完全に途絶えでもしない限りは後を継ぐ権利もなく、王になれない限りは子を残すことも、歴史に存在を残すこともなく闇に葬り去られる運命を負っていた。
◆オルタンツ・モービエ・ディクシア(43歳→47歳):登場人物 1 を参照ください。
◇ブラダナ・クルバス・バーンブラン(80歳→84歳):元ファーラム学園魔導学部の教諭
白に灰を振りかけたような髪色に深い海のような蒼い瞳をしている。
バーンブラン辺境伯家は、白竜王ブランダルの第一世代の竜種と人間の間に生まれた子の子孫たちであり、ブラダナは白竜王ブランダル専門の巫女のような存在。彼女の目と耳、さらに感覚までをも、白竜王は自身の身体のように感じることができる。
◇サレア・ファーリッシュ(27歳→31歳):オーラスの七竜教神殿の巫女長
長い艶めいた青髪で、涼やかな水色の瞳をしている。
アンドゥーラやライオットなどとクルークの試練を乗り越えた、偉人の一人。
現在では『癒やしの巫女』と呼ばれているが、以前は『殴り巫女』と呼ばれていたらしい。
◆セドリック・カラント・サンドビーク(30歳→34歳):オルトラント王国白竜騎士団団長
アンドゥーラ、ライオット、サレア、シモン、アシアラと共にクルークの試練を乗り越えた偉人の一人。
若い時分は冒険者をしていた。その際、青竜王バルファムートが関係した事件を解決する為に左の腕先を失っており、バルファムートから手甲型の甲を贈られた。
無節操に女性に優しい言葉を掛ける天然たらしだが、本命であるサレアには振り向いてもらえない。
最近ライオットからアドバイスされて、彼女の胃袋を掴む為に料理を習い始めたらしい……。
◆ファーラム・オースティス・ブランダーク(80歳→84歳):登場人物 1 を参照ください。
◆トルテ・フォンサス(年齢不詳):フローラのバリオンの先生
金色の髪に黄土色の瞳の色をしている。
男か女か判断に迷う美貌をしていて、どこかいつも笑っているようににこやかに見える。
実は、15年前に産まれた自身の愛し子を捜していたシュガールの化身した姿であった。
◆アルベルト・ロリエント・ディクシア(16歳→20歳):ディクシア法務卿の長男。
濃い緑の髪をしていて、薄い橙色の瞳をしている。
幼い頃から慕っていたレガリアに告白して、受け入れてもらえたものの、関係を深めていく前に邪竜事変が起こり、さらにその後も、レガリアが奏者として演奏会に呼ばれることが多くなり、卒園後は国外公演も増えた為に現在はすれ違い気味らしい。
◆ミシェル・モンサン・ヒルデスハイム(19歳→23歳):捜査局捜査犬課、課長。
顔の輪郭に沿うような薄茶色の髪は男性にしては長めで、毛糸を編んだ帽子を深く被っているような印象を受ける。笑うと目が線になってしまうように細くて、その目の奥に見える瞳の色は煌めくような黄緑色。
背はフローラよりも少しばかり高いくらい。
ヒルデスハイム子爵家当主。元々犬が好きで多くの犬を飼っていた、グラードルが犬を捜査に利用する警察犬というものを提唱した事で産まれた捜査犬課に、家で飼っていた犬を供出し、自身も調教師として移動した。
貴宿館とエヴィデンシア家にて開催された茶会のおりにライオットより紹介される。
またその時に、アルメリアとも知り合い、その後縁を深めて、アルメリアの卒業と共に結婚した。
◇エレーヌ・ボワイエ・ブランシャール(16歳→20歳):ブランシャール公爵家三女。
腰のあたりまで伸びた赤紫色の長い髪をしていて、温かみのある黄緑色の瞳をしている。
フローラより頭半分くらい背が高い。雅やかで華のある感じではないが十分に美しい。
第一王子トールズの妻。アリーヌ・ブランシャール・オルトラントの妹。
フローラを女性の地位向上の旗印としようと、陰日向になり力になってくれている。
自分では謙遜しているが、頭の回転が非常に速く、貴族社会の機微に通じている。
【騎士団関連】
◆デュルク・ダリュース・ダンティス(30歳→34歳):黒竜騎士団団長
黒の中に赤が筋のように混じった髪を肩口くらいまで伸ばしている。瞳も、黒の中に赤い筋が放射状に入っているように見える。
背が高く、とても野性的な雰囲気を纏っていて、顔立ちは彫像のように端麗。
左の頬に大きな十字傷を負っているが、己の顔を嫌い、自分で傷を付けたらしい。
デュランド公爵家の縁戚にあたるが、実家からは勘当同然だという噂。
粗暴で自分勝手だが、よく配下の事を見ていて適所に人材を配置する才能を持っている。
力押しが得意な剛剣の使い手。
顔を合わせるたびにアンドゥーラに言い寄っているが、どこまで本気かは不明。
ちなみに、妻と妾が合わせて5人居り、皆同等に愛を与えているらしい。
◆ヴィッテル・マクルサント・サンチェス(41歳→45歳):軍務卿
グラードルよりも背が少し低いものの、身体の厚みがあり力強い印象のあり、壮年期の後半に見える。
乾いた土のような色の髪を短く刈りそろえ、黒味の強い赤い瞳を持っている。
最近では、そろそろ軍務卿を退き、後進に席を譲ろうと考えている。
◆ドルムート・アクウェル・シェヴィエス男爵(32歳→36歳):金竜騎士団団長
金髪で瞳の色は紺青。
騎士爵から軍功を挙げて継承可能の男爵位を得た叩き上げの軍人。
とても人当たりの良い性格をしていて、王都防衛戦でフローラの活躍を目にして以来フローラの信奉者。
フローラの夫としてグラードルのことも尊敬しているが、間違いなくフローラへの信奉のおこぼれである。
邪竜事変の中で、フローラが金竜の愛し子であると知り、金竜騎士団の守護女神だと狂喜乱舞した。
フローラが、元の髪と瞳の色に戻って盛大に気落ちした二人のうち一人、もちろんもう一人はトルテ。
◆ウルクァンド・バークレー・アダンス男爵(35歳→39歳):銀竜騎士団団長
赤みがかった黄褐色の髪に灰色がかった紫色の瞳。
ドルムートと同じく騎士爵から成り上がった叩き上げで、互いにライバル意識がある。
無骨で皮肉やめいた雰囲気を放っているが、他人の優れたところは素直に認めるだけの器量を持っている。
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