第22話、家に帰って勉強会

そして放課後になり、俺たち三人は家に帰り早速勉強会をすることにした。


『それじゃあこれから勉強会を始めたいと思います!』


『よろしくお願いします!』


そう言って俺のための勉強会が始まった。


まずは俺の最も苦手な数学から始めることにした。


『まず、悠斗くんは何が分からないの?』


梨沙が俺に聞いてきた。


『いや、何が分からないのかが分からない。。』


『そ、それは重症だね。。』


詩織が俺に同情してくる。


『だ、大丈夫だよ!悠斗くんならなんとかやるよ!』


詩織の発言に対して、梨沙が俺にフォローをしてくれた。


『ありがとう、、 俺頑張るよ!』


勉強会のやり方として、まず俺が出来る問題をやってみて、分からない所を教えてもらう事になった。


数学は、詩織より梨沙のほうが得意らしいので梨沙に、教えてもらう事になり俺の隣に座ってきた。


『それじゃあ、解いてみよっか!』


そして俺は問題を解き始めた。


、、、までは良かったが俺は一つ気になってしょうがない事があり全く勉強に集中できていなかった。


(梨沙が近すぎる。)


勉強をしていると時々、肘が当たったりして気になってしょうがない。


そして隣に座ってるいることもあり、良い匂いがするし、息遣いまでしっかりと聞こえてくる。


(って!俺は変態か!せっかく教えてもらってるのに!煩悩を捨てないと!)


俺が煩悩を振り払いながら勉強を進めているとどうしても分からない問題があった。


『ねぇ、梨沙ここの問題が分からないんだけど。』


そう言って梨沙に聞くと梨沙は俺に優しく教えてくれた。


『えっとね、ここの問題はこの公式を使って、、ここをこうするんだよ!』


教え方が分かりやすくて俺も理解する事ができた。


『なるほど!そういう事か!ありがとう梨沙!』


俺がお礼を言いながら横を向くと梨沙の顔がすぐ横にあった。


『あっ、、、、、ご、ごめん!』


『私の方こそ、その、ごめん!』


梨沙が俺に教えてくれていた為、元々近かった距離にいた梨沙がさらに、近くに寄っていたらしく、振り向いた際には唇と唇が触れそうなくらい顔が近くなってしまった。


それを見ていた詩織が、ニヤニヤとしながらこう言ってきた。


『青春だね〜〜』


それを聞いた俺たち二人は耳が真っ赤になるくらい照れてしまった。


しばらく気まずい雰囲気なり静かになったが程なくして数学の勉強が終わった。


『はぁ〜、終わったぁー!ありがとう梨沙これで数学はもう大丈夫そうだよ!』


俺は素直にお礼をいった。


『それはよかったよ!、でもこれで大丈夫だと思わないで自分でもしっかりと復習するんだよ!』


『はい!分かりました梨沙先生!』


そう言って俺は少しふざけながら敬礼をした。


『もう、ふざけてないでしっかりやるんだよ』


口ではそう言っていた梨沙だったが優しく笑いながら俺に注意してくれた。



『それじゃあ、今日は数学だけにしてご飯にしよっか!』


詩織がそう言ってきたので俺達はそれに賛同して晩ご飯の準備に取り掛かった。


まぁ、俺は何もしないんだけども笑


今日の晩ご飯は何になるのか楽しみにしながら俺は二人の様子を見ていた。




………………………………

読んで頂きありがとうございました!


皆さまのおかげ様で昨日、初めてこの作品でラブコメ部門日間ランキング100位を切る、89位という結果を出す事が出来ました!!

いつも読んで下さっている皆さん本当にありがとうございました!!


これからもいい作品が書けるように頑張って行きますので、どうか宜しくお願いします!!


感想、評価お待ちしております!



次回まさかの事態が起こってしまう。。



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