第12.5話、作戦成功?
私は朝に考えついたことを実行するため昼休みに行動に移すことにした。
『夜桜さん、もしよかったら一緒に昼ご飯食べない?』
私は夜桜さんを誘った。
『え、蒼羽さん?う、うんいいよ!』
そして私は夜桜さんと共に屋上へと向かった。
私たちの学校は昼休みになると屋上が開放されるのでそこでランチをすることができる。
他にちらほらと生徒がいたので私は出来るだけ生徒がいないところに座った。
『あのね、夜桜さんに聞きたいことがあって今日はお昼に誘ったの。』
私は夜桜さんにそう切り出した。
『そうなんだ、それで聞きたいことってなにかな?』
夜桜さんは優しく質問してきた。
『夜桜さんって、、その、ゆ、悠斗くんと偶然同じバイト先になったって聞いたんだけど。。』
『悠斗くん?、、あ、うんそうなんだよ!中町くんと偶然一緒のバイト先になってね』
と彼女は話し出した。
『それとね、もっとびっくりしたことがあってね、なんと家が隣りの部屋だったよ!』
(え、嘘_________)
私は頭が真っ白にになった、本当は夜桜さんに私も同じバイト先で働きたいな、とか言って悠斗くんとの距離を詰めるつもりでいた。
『蒼羽さん!大丈夫?様子がおかしいようだけど。』
その声で私は我に帰った。
『だ、大丈夫、ごめんねなんでもないの』
夜桜さんに私はそう言ったが彼女は何かを察したようにこう言った。
『も、もしかして、蒼羽さんって、、中町くんのこと、好きだったりする?』
んっ!________
私は図星を疲れて分かりやすい反応をしてしまった。
なので素直を首を縦に振った。
『ごめんなさい!私そんなつもりなくて!これじゃ私が蒼羽さんに当て付けてるみたいだった!ごめんなさい!!』
夜桜さんは全力で謝罪をしてきた。
『違うの!私勝手に夜桜さんと悠斗くんが仲良くしてるのに嫉妬しちゃって、私こそごめんなさい!!』
私も同じように夜桜さんに謝罪した。
そうすると夜桜さんは吹き出すように笑った。
『ぷっ!、あはははは!謝り過ぎだね私達、
でもそっか、そんなに好きなんだね中町くんのこと♪』
『う、うん\\\\』
私は恥ずかしがりながら返事をした。
『あれ?でも二人ともここに来て初めて会ったばかりだよね?』
まぁそう思うのは普通だよね。
そう思い私は、悠斗くんとの過去のことを夜桜さんに話すことにした。
__________________
『なるほどね、昔のことを思い出して欲しいけど、自分からじゃなくて向こうから思いだしてほしいと。』
夜桜さんはそう言って全てを理解してくれたようだ。
うーん、と悩みながら何か作戦を立てようと夜桜さんは考えていた。
『私もアルバイトを一緒にするとか、考えてたんだけど、どの道家賃払わないといけないからアルバイトするつもりでいたから』
そう言うと夜桜さんはバァッと顔を上げた。
『え、蒼羽さんも一人暮らししてるの?どこに住んでるの?』
そう言ってきたので私は住んでいる場所を説明した。
『えー!蒼羽さんも近くに住んでたんだねでもここら辺どこも家賃高くて大変だよねー』
あっ!________
と言って何かを思いついたよう夜桜さんはこう言った。
『そうだ!3人で一緒にルームシェアするってのはどう?』
などと言った。
『え、それってど、同棲するってこと?』
『同棲というよりかは家賃を安くするためだと思ってさ、中町くんも家賃稼ぐためにバイトしてるみたいだし、私も困ってたところだったからさ!』
どうかな?
と言っていた。
どうやら夜桜さんのお淑やかそうなイメージは見た目だけだったらしく想像以上にアグレッシブだった。
『でも、悠斗くんは迷惑じゃないかなそんなこといきなり言って。』
『大丈夫だよ!蒼羽さんのことを忘れてたんだもんそれくらいやり返しても問題ないよ』
それに私にも作戦があるから______
と言っていたので私は渋々その話に乗ることした。
当初の予定とはかけ離れすぎてるけど作戦成功なのかな?
そんな事を思いこの作戦が上手く行くことを私はただ祈っていた。
.......................
読んで頂きありがとうごさいました!
どうだったでしょうか?
次回はまた現在の時間軸に戻ります
これからどうなっていくんでしょうか?
少しでも楽しみにしてもらえると嬉しいです!
感想、アドバイスお待ちしてます!
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