第1話 市原タクミ(19歳)①




高校卒業後、制服を脱いで上京した私は、タクミと恋に落ちた…





ファッション業界への憧れを抱いていた私だが、両親の勧めで四年制大学に進学した。

タクミとはその大学で知り合った。



1つ上の学年だった市原タクミは、校内でも目立つタイプで、いわゆる美少年だった。

私が入学した当初、タクミはいつも学内を彼女を連れて歩いてた。



スタイルもよく、服装もオシャレ。(古着とハイブランドのミックスを好むスタイリング)

笑顔がとてもキラキラした、「美しい猫のような男の子だな」と思ったことを覚えてる。




 「ねぇ、彩音さんは付き合ってる人いるの?」




タクミにそう話しかけられたのは、7月。

あるサークルの飲み会でたまたま一緒になった。



「いません」と答えたら、「へぇ〜、そうなんだ。…今日は月がキレイだねぇ」と言った。

窓から空を覗いてみると、確かに月はキレイだった。





その日の帰り道。

私はタクミと2人で歩いてた。



繁華街のネオンを横目に、処女だった私はソワソワドキドキしながら歩いた。

あの頃、甘酸っぱい気持ちでいっぱいだった。



私はタクミと、初めてSEXをしました——




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私を変えてitta 10人の美少年たち @aneya

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