第34回:本当に矛盾なのか(補講)

補講ネタ+さっくり系です。



・今回のテーマ

 デスゲームなのに「退場者0人で実際はデスゲームと言うのは嘘」というのは本当に矛盾でしょうか? これは「プレイヤー達がデスゲームと思い込まされている」のであれば、こう言うオチもありなのです。実際、この展開と似たようなラノベは探せばありますが。気になる方は各自検索の方向で。



 以前、別の解説で「格闘家なのに非暴力主義」と言う様な事に言及した事もあります。これはこの人物がリングに上がる理由と言う話を盛り上げる為にも重要なギミックになると思いませんか? 例えば、プロレスラーだったら「自分は人を傷つけたくはない」という性格だが「覆面を被り、覆面レスラーになると好戦的になる」みたいな設定であれば矛盾は生じませんよね。



 こうした後々の伏線や作品の重要なカギとなるものであれば、最初の見た目は矛盾っぽく見えてもいいのです。やってはいけない矛盾は、いわゆる『二次創作』で『一次創作設定』ではない物を公式であるように装う様な矛盾です。これは明らかに原作を知っている読者からは指摘されるのは間違いありません。それをやると「一次創作でやれ」と言われるのは明らかでしょう。こう言った矛盾は明らかにアウトの部類なのです。皆さんもアウトな矛盾を把握できるようにスキルを磨きましょう。

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