第11回:よくあるテンプレ展覧会?(補講)
補講も兼ねると思いますが、色々とメタ発言の類ですよ。
・今回のテーマ
皆さんはアフィリエイトの広告で「〇〇は、もう終わりだ」というような煽りの誘導を目撃して、何か感じますか? 更に言えば株式絡みで「日本経済を影で操るのは○○だった」見たな物も目撃するでしょう。本当に、そういう宣伝文でリンクをクリックする人はいるでしょうか? 恐怖とか不安をあおられてリンクを思わずクリックしてしまう人はいると思います。しかし、普通の人はクリックする事はありません。それこそ、テンプレ広告の展覧会です。
では、小説サイトの作品のキャッチコピーなどで、上述した事例を使ってどういう物が出来るのか試してみましょう。
「異世界ブームはもう終わり。次に来るのは、○○だ」
あからさまに怪しいと思いませんか? こう言う煽り要素の見えるキャッチコピーで来るとは思えません。それこそ「これもテンプレだな」とスルーされて終わります。キャッチコピーで特殊性を出しても、作品イメージをちゃんと表現出来ている様な物でないと、キャッチコピーでアピールしても無駄に終わります。
今の時代と価値観は変化しているので、場合によってはそれが原因で炎上する危険性もあるでしょう。その昔のリゲインでは『24時間戦えますか?』というキャッチコピーがありました。しかし、現在で似たようなキャッチコピーでエナジードリンクのCMはあるでしょうか? 海外の商品ですが、レッドブルも『翼をさずける』というフレーズで有名になってますね。つまり、時代によって色々と価値観は変わっていくのです。過去に「こういうのあったなぁ」と言う様な昔を懐かしむ人には『24時間戦えますか?』でリゲインをすぐに連想できるでしょう。今の人達には……難しいですね。
キャッチコピーも今の時代に合わせて作り込むのが一番と思いますが、場合によってはピンポイントでターゲットにする世代向けにしてもよいでしょう。その一方で、周囲と同化して目立たないような広告になってはいけません。広告をクリックしてもらえるようなキャッチコピーを作れば、そこから読者も増えていくかもしれません。
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