登場人物紹介

(まえがき)


明日から投稿を開始したいと思います。

毎日19:00更新の予定ですが、急に止まることがあるかもしれません。

その時はご了承ください。


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ー登場人物ー


・フィセル

スペックは全て並以下。くすんだ灰色の髪に黒い目。昔の魔法とかは使えないしあまり覚えていない。

6人のエルフから慕われているが特に未来の事は考えていない。

口調は柔らかいがテンパると砕ける。

基本いじられ役。

200年前の彼は存在こそあまり知られていないが魔法薬と魔法具の開発においては天才であった。彼が残したもので今でも通用するものはたくさんある。


「みんなありがとう!」

「すごいね、そんなことまでできるんだ。流石は君たちだね」

「ちょ、馬鹿やめろ!!!」

「えぇちょ、なにやってんの!?」

「誰か! 誰か助けてくれー!!! ダニングー!!!」


・ヴェル

一番最初のエルフ。肩口までの銀髪に茶色の瞳。スタイルは良い。

いわゆるクーデレってやつなのかも。ただシズクと違ってデレきれていない。デレ方が分からない。フィセルによく悪態をつくがお互いそれを楽しく思っている節がある。フィセルと出会った最初に食べたサンドイッチが今でも彼女の好物。

フィセルの前では従順な口うるさいメイド。

頑張ってアピールを続けたものの200年前でフィセルに抱かれていないことを割と根に持っている。フィセルもヴェルも奥手だったから仕方がない。

酔うと性格が変わる。

フィセルの事は「ご主人様」と呼んでいる。


「はぁ、本当にご主人様は私がいないとだめですね。全部やっておきましたよ」

「大丈夫です、全部計画通りです」

「なんで・・・私たちに言ってくれなかったんですか!?」

「えへへぇ、ごしゅじんさまぁ」


・バン

双子の兄。金髪碧眼。さわやか&クールであまり表情は変わらないが決して冷徹というわけではなく仲間思いで思慮深い、貴重なまとも枠。フィセルの事を心から信頼している。

200年後の世界では、たまに騎士団に現れる講師のような立ち位置だがその人気は絶大。人間エルフ、男女問わずたくさんのファンがおり彼目当てで騎士団にはいる者も多いとか。

アイナとは視覚や聴覚を共有できるスキルがあるが緊急事態でしか使わないようにしている。

彼が持っている指輪には秘密があるみたい。

フィセルの事は「あるじ」と呼んでいる。


「主、また会えて光栄です」

「俺は主のためならこの身をささげてでも守りぬきます」

「俺は相手が男でも大丈夫ですよ。・・・冗談です」

「はぁ、どうして君たちはいつもそうなんだ」


・アイナ

バンの双子の妹。金髪碧眼の長髪。ぺったんこ。

エルフの中ではまとも役かついじられ役。ほぼ全員からいじられる(主に胸)。

本人も気にしておりフィセルが巨乳好きかどうか知りたいけど怖くて聞けない。

誰にでも優しく、真面目で面倒見もよいがどこか抜けてる。要するにアホの子。

曲がったことが嫌いだけどがんこってわけでもない。

戦闘能力は6人の中でも随一であり、スイッチの入った彼女を止めることができるものはいない。もっとも彼女のスイッチが入るのは仲間が傷ついた時だけだが。

元ハイホルン王国騎士団長。剣は金色。

フィセルの事は「ご主人様」、「フィセル様」と呼んでいる。


「フィセル様! ってきゃあ!! 誰ですかここにバナナの皮置いたの!!」

「みんなして私の事馬鹿にして・・・。ほかの女性陣についてるあれはただの脂肪です。動くときに邪魔なので必要ありません!!」

「ほら、アイナお姉ちゃんに全部任せてみなさい!!」

「・・・フィセル様に怪我を負わせたのは、あなたですか?」


・ダニング

凄腕料理人。だが過去に雇い主と口げんかになった末に舌を切られてしまったという過去がある。茶髪に黒目でガタイがいい。身長が一番高く、一番老けて見える(30代後半くらい)。言葉遣いがぶっきらぼうでその口数も少なく職人といった印象を受けるが内に秘める優しさはかなりのもの。ちょっと褒めればその日のごはんが豪華になるくらいにはちょろい。

フィセルの事を慕っている。

一番の常識枠かつ巻き込まれ役といえる。主にシズクやルリに振り回されている。

フィセルは困ったらダニングを呼ぶ癖があるのはここから。

元ハイホルン王国の王城の直属料理人。

フィセルの事は「ご主人」や「あんた」と呼んでいる。


「あんたブラックコーヒー飲めなくなったんだな。おこちゃまじゃないか」

「うまいか? 俺の料理は」

「胸が大きくなる食材? そんなものあるわけないだろ」

「いたたたっ! おいルリやめろ耳を引っ張るな!!」

「おいこれやったのシズクだろ!! 厨房が浸水してるぞ!!!」

「ヴェル・・・お前もまとも枠じゃなかったんだな」


・シズク

黒髪くせっ毛のショートカットに赤目の諜報活動に優れたエルフ。スタイルが一番いい。

また魔法も得意であり戦闘能力も高めで自作の魔法具も多くある。

人間にいろいろと嫌な思いを受けてきて一番人間に対して嫌悪感を抱いているがフィセルだけは別枠として扱っている。愛情表現のストレートさは一番。

口調が非常に悪いことが難点だが本人は直す気がない。

なんだかんだ言って面倒見がよく無邪気でどこか子供っぽいところもあり、幼いルリと一緒に変なことを企んではあほなことをいっぱいやっていた。被害者は多数。

だがいざというときはちゃんとブレーキ役になれる。

フィセルの事は「ご主人」と呼んでいる。


「なんだ私に欲情したのか。いいぞほら、好きなだけ見ろ」

「はっ、ご主人以外の人間なんか塵に等しいね」

「ルリ! いいこと思いついたぞ」

「アイナ、残念だったな。男性はその無駄な脂肪に惹かれるらしいぞ」

「私の・・・すべてを受け止めてほしい」


・ルリ

200年前では人間でいう6歳くらいだったためフィセルにとっては子供だった時の記憶しかないが、いまの彼女は立派な大人である。

明るい茶髪の髪を一つにまとめて背中に流しており、切れ長の瞳は赤色。

スタイルもよく、同業の冒険者からは男女問わずあこがれの的となっている。

今の彼女の外見は大人っぽく、静かで強い女性だがフィセルが関わると幼児退行してしまう。これにはなにか深い理由があるとかないとか。

さらに若干愛が重いところがあり思考も危ない。いつかなんかやらかすと思う。

また剣をアイナとバン、魔法をシズクとフィセルに教わっただけあってその実力は確かであり、元のセンスと噛み合わさって非常に優秀な冒険者となっている。

他のエルフにもなついており、フィセルと同じくらい大事に思っている。

主な任務は魔物の討伐。

怒ると怖いのはアイナ譲り。

フィセルの事は「お兄ちゃん」と呼んでいる。


「私強くなったんだよ! みててね!!」

「すんすん、これはお兄ちゃんの匂い!!」

「むふふ、これで私とお兄ちゃんだけの世界に・・・」

「お兄ちゃんの障害になるものはぜーんぶ私が壊してあげる!!!」

「私とお兄ちゃんの邪魔をするのなら、殺すよ?」


その他


・クレア

次期国王候補で、今の国王の娘。パトラの姉。

非常に優れた能力(特に体術面)を持ち合わせているが、バンを追っかけて騎士団に入ってしまうなどちょっと残念なところあり。

そのためフィセルには厳しい態度をとる。

親エルフで、あまり国王には興味がない。

ただグエンには継いでほしくないと思っている。


・パトラ

次期国王候補で、今の国王の娘。クレアの妹。

こちらも優秀で幼いながらも頭脳はクレアよりも秀でている。

ダニングに非常になついており、フィセルにも好印象を抱いている。

国王への思いはクレアとほぼ同じ。


・グエン

次期国王候補で、今の国王の弟の息子。

全てが謎に包まれているが、反エルフであることは示唆されている。


・スミス

クレアやパトラの面倒をみている執事。

よく振り回されている。

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