他の方のコメントを見て、ああやっぱりと思ったのですが、
美人という言葉を使わずに、壇上でヒューと言われるという説明だけで美人であるかもしれない可能性を示すのが上手だなぁ、と思いました。
美人で無ければそういった学生が飛ばすのは、おばさんかよ! って野次ですものね……。
私も胸の高鳴りは気になりました。やはり、いつになっても期待はしてしまうのですよね。
鏡で自分と向き合うシーンについてなのですが、
▶普段はしない少し厚めの化粧でごまかしているが、目尻に小さなシワが出てきたなと思う。
ここは非常にもったいないと思いました。とても良いシーンです。だけに、文章をより洗練させたいと感じます。
普段はしない、が「化粧」なのか、「厚めのしっかりメイク」なのかがわかりにくいです。普段から化粧しない先生もいますよね。ここらへんは夏木先生の人格にも関わる所なのではっきりしたいです。
厚めの化粧が珍しいなら、
▶普段より厚い化粧は、目尻の小さな皺を隠すための努力だった。
――疲れたな。
とか、
▶鏡に映る私が疲れた顔で笑っている。その印象の原因は、厚めの化粧でも誤魔化せない、目尻の小さな皺。
など。
女性は男性よりも自分の顔と向き合う時間が多い分、その時の感性も豊富だと思うので、それを盛り込みたい所だなって思いました。
そうすることで、夏木先生の失われかけた情熱や、頑張れ、私。みたいな感じが伝わってきてよりよくなるかな、という印象を受けました。
また、
▶軽く私に向かって頭を下げる生徒がいく人か、
この「いく人」は「幾人」の方が良いと思います。「行くひと」との差別化も含めて。
作者からの返信
厚化粧はどうも表現が納得してなくて、読む人はそんなところはやっぱり敏感なんだなと反省してます。
切ない物語が展開されそうな予感。主人公の「人生がうまくいってない感」がひしひしと伝わってきて、多くの読者の共感を呼びそうですね。
ファースト・インパクト
さくらに似ているのですな。誰かな。
作者からの返信
雰囲気、です