第3話 6月ヘンゼルとグレーテル『お菓子の家』

 (ウェブにて <お菓子の家 ヘンゼルとグレーテル 画像> で検索してみてください。交互にでも眺めつつ、お読みください)


 (<おはなし ヘンゼルとグレーテル> でも検索してみてください)



 誘惑と恐怖とパン屑がこんがらがってエクササイズソフトを必死にこなしているのです


 こんなにも森ってのしかかってくるもんなんだ…

 聞こえてくる音が怖いよ〜

 イメージと全然違うじゃん!

 …アタシは今まさに、クッキーの扉の真ん前にいます。ここは比較的開けてるんですけど、なんかうっそりうすら寒い。よくぞヘンゼルとグレーテルは平気だったですねえ。体験型お化け屋敷みたいで、ホラーゲームの主人公で、1秒だっていたくないです。

 こんなときは、リズムゲームです、音楽で頭を満たして、鼻歌なんです。

 …

 よし。ゾーンにこもりました。

 それでは訪問するとしましょう!


 お邪魔しまーす…

 あんまぃ匂い、酔いそうな空気感。

 いつぞやのお誕生日会が蘇った。

 あのケーキはおいしかったなあ。


 足元はそんなにベタベタはしてないですね。

 魔女さんのお力でしょうか。

 中は明るく、それぞれがくっきりハッキリ見えています。

 窓、壁はもちろん、家具や暖炉、こまごまとしたささいなものまで、いっさいがっさい、みな、お菓子、です!飲み物果物は横に置いとく。

 イミテーションじゃありません。指使って舐めたらもち本物。

 いつもならのんびり眺めモードなんですけど、今日はパパパと済ませてしまいます。

 何かいるよ、このスイートホームは!


 マグボトル、ボックスポーチ、オン!

 こぶ茶とサラダ丼をいそいそと、あ、組み合わせはテキトーですっっ!、ままわりを気にしながら、味が多少わからずにとってしまいますっ。


 想像の雲をつけたしてとりあえずの 落ち着かせ。崩れたケーキの部分がとても気になる。


 ん?…そうか、サンドボックス。クラフト系を頭の隅っこにひっかけてれば、そんなそんな怖くないかも。


 こんだゲームするとき、どこぞのランドばりのメルヘンテーマパークを築いてやろう、と気つけに決意して、もたつかせ気味のダイブでひーひー自宅に帰って行ったのでした。


 今日はいつもより筆が走った、これ不思議。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る