第6話 2020年04月07日:驚愕
処方された薬を飲んでよかったことは、やたら眠くなること。
今まで布団の中で夜な夜なスマホを見て、暗澹とした時間を過ごしていたのだが、眠くてあっという間に寝れるようになった。
今までは晩酌後はすぐ寝れていたので、晩酌がないと寝れず辛かった。
そして、スマホでコロナの情報を見れば見るほど気になって気持ちを暗くする負のループが続いていた。
もし同じ境遇になった方は、眠くなる風邪薬をおすすめしたい。
薬は総合風邪薬と、痰や鼻水を出しやすくする薬、喉の痛みを和らげる薬。
痰や鼻水は最後まで出なかった。
鼻づまり気味な症状は結構続いた。
喉は炎症まではいかないが時たま痛む。
私も奥さんも熱は微熱はあるが問題なく、在宅勤務や家事を始めた。
まだ安心はできないが思ったより早く日常が取り戻せそうと思った矢先、子供が37.5度の熱を出した。
これは堪えた。
世界では子供の重症化のニュースも流れている。
祈るように過ごしていると、体温計で測る度に熱は下がり、あっという間に平熱に。
相当焦ったが、熱が下がって本当に良かった。
微熱以外に咳などの症状もなし。
その時は子供はコロナウイルスにかからないと思い込んでいたので、子供が移ったかもしれないということは、やはり普通の風邪で確定ではないか、とも頭を過った。
しかし親からの子への感染もあり得ると知り、子供も他の子には接触はさせないことに決めた。
何にせよ、子供の症状が一瞬の微熱で収まったことはご先祖様に感謝せずにはいられなかった。
毎晩布団の中で、亡くなった家族や親族、ご先祖様に祈る日々が続いている。
前述の弟も何かあれば力になると言ってくれて本当に心強かった。
ありがとう。弟、家族、親族、ご先祖様、ありがとう。
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