第8話 入学式、そしてクラスメイト

 僕は今、学園の魔法訓練場にいた。そこでは今マクイル剣術魔法学園の入学式が行われていた。この学園の入学式は、生徒と、学園長のみで行われる。


「生徒諸君、入学おめでとう。今日から君たちは、このマクイル剣術魔法学園の生徒になる。

 今から3年間君たちは、クラスの仲間たちと、力を互いに伸ばしあっていってもらいたい。

 そこで、まずは君たちのクラスを紹介したいと思う。まず、クラスは、下からF〜Sクラスまである。

 このクラスは、基本的には君たちの、能力で判断している。各クラスが互いに力を伸ばし合えるようどのクラスも同じぐらいの力具合だと思う。

 そこで君たちにはまず1年生の間に基礎知識を学び、半年後から、各クラスごとにそのクラスの担任が、授業内容を決める。

 これは、そのクラスの担任が、君たち生徒にあった授業を行うので頑張ってついてくるように。以上で話を終わる。」


 入学式はそこで終わりユウキたち生徒は各クラスに行くことになった。



「はぁ、つかれた〜。僕の席は一番後ろのさらに端か。」


 ガラガラガラと、横開きの扉を開ける音が聞こえた。


  「みなさん席について下さ〜い。私がこのクラスを受け持つシルビアです。よろしくおねがいします」


「「おねがいしま〜す。」」


「今日は、自己紹介をして、おわりで〜す。では、出席番号1番アイザックくんおねがいしま〜す。」


「はい!僕の名前は、アイザック・ステーリー。趣味は、運動することで、体力には自信があります!」


 ………とまぁ、クラスの、人数シルビア先生をいれて、11人

 男子4人女子6人で、出席番号順で、

 男子


 1番アイザック・ステーリー

 2番サンフォード・マクブルーム

 3番ユウキ・タダノ

(これからは、ユウキ・タダノと名乗るそうです。)

 4番レオ・チャンドラー


 女子


 1番アニー・セルナ

 2番エマ・ランドー

 3番ジェシカ・ファインズ

 4番ソーニャ・プロセ

 5番マデリン・ハーレイ

 6番リナ・サルチェ


「自己紹介が終わったのでみんな寮に行ってくださ〜い。部屋はわかるよね?男子は階段上がって右、女子は階段上がって左だからね。」


「「は〜い。」」


 部屋は、出席番号順で、ユウキはレオ・チャンドラーくんと。


「チャンドラーくん、今日から、3年間よろしく!」


「ああ、よろしく。俺のことはレオでいいぜ!」


「わかった!じゃあ僕もユウキでいいよ!」


 そのあと、生徒たちは、昼食を食べに行き、クラスで集まって話していた。


「え、じゃあユウキくんは2日前から学園に?」


 ここ、Sクラスでも、ソーニャを中心に、話をしていた。


「うん、そうなんだ。ギルドに登録に行ったら受付のジェナさんっていう人にここをされて、お金もいらないからってごり押しされて、僕、今家族もいないし、家もないからっていうのもなくはないんだけど、すごい無理やりいれられた感がすごい…」


「「ギルドに?」」


「いやいやいや、それってすごいことだよ?」


「でも僕は、まともに魔法も使ったことないよ?剣も、昨日買ったけど、それが初めて触ったんだよ?レベル1だよ?」


「え、じゃあスキルがすごいんじゃない?」とソーニャ                    


「まぁ、一応全属性適正と全属性耐性はあるよ?あとは、経験値10倍っていうのもあったけ、ど?みんな、どうしたの?」


「「どうしたのじゃないよ!!」」


「それ、もう魔法とか聞かないんじゃない?」とアニー


「たしかに。しかも経験値10倍って何?レベルが10倍のスピードであがるの?」とアイザック


「いやそれは僕にもわからないけど、だって僕レベル1だし。」


「魔王すら倒したりして笑」とレオ


「そんな、かいかぶりすぎだよ。ほんとに何も知らないんだ。」


 そんなこんなで、ユウキたちは、雑談をしながら昼食を終えると今日は、部屋に戻ることにした。

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