第4話 マクイル剣術魔法学園

 僕は今、ジェナさんの言っていた学園に来ていた。


「ここが、ジェナさんが言ってた学園かな?」


 すぐ近くには、門番と思われる人がいた。


「あの、すみません」


「はい、何か御用でしょうか?」


「えっと、冒険者ギルドのジェナさんという方に紹介を受けてきたんですけど」


 そういうと僕は、紹介状を手渡した。


「ジェナさんに? 少々お待ちください」


 門番はそういうと中に入って行ってしまった。

 

10分ほど経っただろうか、門番の人が、初老の男をつれて帰ってきた。


「君がジェナから紹介があったというユウキくんかな?」


「はい、そうですけど... なんで僕の名前を?」


「私はジェラード・マクイルここで学園長をやっているものだ。君の名前は紹介状に書いてあったよ」


「あ~、なるほど。でも一応自己紹介しておきますね。僕は但野ユウキと言います。ジェナさんに紹介を受けてここに来ました」


「ユウキくん、君は今日からこの、マクイル剣術魔法学園に入学するということでいいんだね?」


「はい」


「わかった。では早速付いてきてくれるかな?」


「はい、わかりました」


「これから学園長室に来てもらう。入学手続きなどをする必要があるからね」


「わかりました」

 

そして、学園長室にきた。


「ユウキくん、まずはこのマクイル剣術魔法学園について説明させてもうよ?」


「はい、お願いします」


 学園長は、そういうとこの学園では、基本的には何を学ぶか、教室や、寮などはどこにあるか、3年間はこの学園で学ぶこと、卒業後は、Dランク冒険者になれることなどを教えてくれた。


「ユウキくん、さっきは今日からと言ったが、実は明後日が入学式でね、実はこの学園、上からS、A、B、C、D、E、Fと、冒険者ランクと同じだけクラスがあるのだが、君はSクラスに入ってもらおうと思っている。あ〜、でも心配しないでくれ、クラスは3年間基本的には変わることはないが1年生の、半年間は、同じ授業を受けることになっている。その半年間で基礎知識や技術を学ぶ。あと、この学園は、基本条件として、冒険者ギルドに入っていることだが、君は入っているね。ギルドカードが、この学園内では、通行証のようなものだ。学園を出入りする時は忘れずに持ち歩いてくれ」


「はい!」


「マクイル剣術魔法学園は、食事は、学食があり、無料で食べれるが、外で食べても構わない。そのかわり、時間内にはしっかり戻ってくれ。それと、学園では授業の一環として依頼を受けるとこがある。依頼では、報酬も受け取ることができる。本来はギルドで報酬を受け取らなければいけないが、各個人のギルドカードに振り込まれる。武器などは、学生には欲しい武器があれば、申請をすれば、受け取ることができる。しかし、真面目に、授業をしっかり受けているもののみなので気おつけてくれ」


「は、はい」


「最後に、これがこの学園の制服だ。これを着て、教室に来てくれ。他の必要なものはあとできみの寮に送っておくよ」


「はい、ありがとうございます!」


「ユウキくん、これから入学式までは時間があるが、寮で泊まってもらって構わない。この街に来たのも最近と聞いた。お金もないだとか。だからこれは、入学式までの足しにしてくれ」

 

そういうと、学園長は銀貨を、15枚くれた。


「いいんですか?こんなに」


「なに、将来有望の、生徒に未来の投資をしたまでだよ」


「ありがとうございます!」


「ユウキくん、今日と明日は学園や、街を好きに見てみるといい」


「はい!わかりました!」


 そうして学園長との話がひと段落ついたところでユウキは、学園長室をでていった。


「とりあえず、1回寮にでも行ってみるか」

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