俺の妄想が止まらない
時雨色
序
タイムリープ。
それは夢のような出来事だと思うけれど、それはそれで大変な出来事でもある。
なぜなら、同じ時間が続くわけで同じことを繰り返す場合もあったりするし、それに気付けなかったら永遠と無限に続くわけだ。
常に同じ日を巡り巡る恐怖。次の日が来ない恐怖。
例えば、例えばの話だ。仮に世界が現実だとしてこの瞬間をすでにタイムリープしていたなら?
それら全ての世界線が違うならそのタイムリープには気が付けないだろうね。
まあ、記憶が引き継ぎされる仕様だったとしたら、それはそれで大歓迎だ
その世界の主人公だからな。
でも、いつかは飽きるときが来るはず。その瞬間しゅんかんが一番の恐怖。
終わることが出来ない。
たとえ夜中に死んだとしても同じ日が来るから生き返る、生き地獄。
もの凄い発明をしたらいいけれど、そんな風に世の中、頭の中はそう上手くいくはずがない。
……そんな妄想もうそうはいったん止めて、ここに存在する現実の自分自身に語り続けている言葉がある。
今、この瞬間で全て起きたことは二度と来ない瞬間であるから。
毎日を大切にするのもいいが、その時間、その瞬間も大切にすることも大事だから。という意味を含めている。
しかし、そんな中二病じみた妄想が現実になるとは信じられなかった。
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