高校入学と同時にお隣さんの家に家政夫として働くことになったんだが?!
@Gaku18
第1話 プロローグ
高校入学から数日後、金崎家の長男、金崎秀(かねさき すぐる)は両親から大事な話があると言われテーブルの近くにある椅子に腰掛けていた。
「秀いるか?」
そう言いながら父親の剛と母親の美咲がリビングのドアを開け秀の正面に並んで座った。
「大事な話ってなんだよ?父さん?」
「まぁ、落ち着いて聞いてくれ。実は父さんは仕事で福岡に転勤になったんだ。」
「それで母さんとましろは一緒に福岡に行くんだが、秀には東京に残って欲しいんだ。」
一瞬頭が真っ白になった。そしてすぐに我に返り父に慌てて質問する。
「ちょ...ちょっと待ってくれ父さん。
転勤の事は分かったけどなんで俺だけ東京に残らなきゃいけないんだ?」
「理由は主に二つある。
一つ目は秀が入学した直後に転勤が決まったことだ。会社の都合で急遽決まってしまったから入学辞退の手続きができなかったんだ。そして2つ目はお隣の香坂さんの家に家政夫として住み込みで働いてもらうためだ。」
「どうして俺が香坂家で家事をしなければいけないんだ?」
「実は、香坂夫妻に転勤のことを話したら秀にぜひ家政夫として働いてくれないかと言う話になったんだ。」
「娘さんの結佳(ゆか)ちゃんは知っているだろ?上坂夫妻は共働きで出張が多く家を空けることが多いから家政婦を雇うことにしたらしいんだ。」
「でも、当の結佳ちゃんは知らない人が家に上がり込んで家事をされるのは嫌だということで顔見知りであるお前に家事をして欲しいっていう話になった。」
「父さんと母さんの意見としてはせっかく受験勉強を頑張って高校に入ったんだから残って楽しく高校生活を過ごしてもらいたいって考えてるんだ。」
確かにこの1年間受験勉強して掴み取った合格をふいにしてしまうのはもったいないし土地勘のないところで生活するのは不安がある。
「わかった。俺は東京に残るよ。」
そして俺は家政夫としての新たな一方踏み出した。
————————————————————
あとがき
読んでいただいてありがとうございます。
小説初心者の拙い文章ですがこれからも頑張っていきますのでよろしくお願いします。🤲
次回はメインヒロイン登場!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます