歌詞っぽい何か

礼瑠

どこかへ

過ぎゆく時間に僕は背を向けていた

でも、これじゃないんだ。


安心の場所に行けると思って人と同じ電車に乗っていた

けれど、僕は本当にそこに行きたいのだろうか?

分からなくなって途中下車した


たばこの煙とからすの声が

秋風に流されていく

傷つきたくなくて先延ばしにしていた問いが

僕の影を黒くしていたことに

気が付いたんだ


「僕はどうありたいのか」

知らない、掴めない、言葉が出てこないや

でも、このままじゃ嫌なんだ

どこが終点かわからないけど

昨日とは違う場所に、行きたいんだ...。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

歌詞っぽい何か 礼瑠 @Rail_kakurapid

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ