葉月 涼

たった1本

細く細く紡がれた糸


弱いようで強く

強いようで弱い

そんな糸


細い細い1本の糸は

他の糸と絡み合いひとつのものを生み出し続ける


途中で終わっても他の糸がその後を継ぎ

終わりの見えない何かを作る


時に2本の糸が混ざり合い1本になり

糸の色が大きく変わったり

そんなことを繰り返しながら


私の糸はまだ何センチ残っていて私のあとを継ぐ糸はあるのかな

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

葉月 涼 @kiminokoe

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ