"もう諦めなよ、どんなに抗いたって、朝はまたやって来るんだ。アンタはいつもそうやって、理屈ばっかり捏ねているけど、肝心なことはひとつも理解していない。人の命って短いんだよ。楽しまなきゃ。いっぱいいっぱい、楽しまなきゃ。"

ポッカリーネは言いました。

ポッカリーネは、瞳の大きな女の子です。

ハルホスがまた、生きることについて悩んでいたので、いつもの場所で夕陽を眺めながら言いました。

"やなことだっていっぱいあったし、これからもやなことだって、きっといっぱいあると思うけど、その2倍、3倍楽しいことが出来ればそれでいいじゃん。その、<楽しいこと>を見つけられるかどうかは、自分次第だって……"

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