本作のテーマ
今回は、作品を執筆するにあたって、特に盛り込んでもらいたい点をあげたいと思います。
あらすじの自由解釈・拡大が本イベントの魅力でもあるのですが、「筆致」を見るという意味で、共通のポイントが必要だと感じたからです。
(なお本編は「上級者向け」です。幾度か本イベントにご参加頂いていたり、どうせならとことんこだわってみたい人向けで、必ずしも意識しなくてはいけないということではありません。むしろ意識することで断念するくらいなら、ご放念頂いた方が良いです。ご承知の上、下記お読み下さい)
■公園という特別な場所の描写
葉太と桜子は、この公園で打ち解けていきます。教師と教え子という関係を強要される学校ではない、という所がポイントです。だからこそ二人にとっては、良いにしろ、悪きにしろ、特別な場所であるはずです。だからこそ、桜子は悩みを打ち明けたのでしょう。
そんな舞台は、やはり読者にとっても容易に思い描けるべきでしょう。
あなたが考える、二人に相応しい素敵な公園を、描いてみて下さい。
■桜子の悩み
この設定によって、葉太が贈る言葉が変わってきます。
また年齢や時代・世界観によっても大きく変わる所ですよね。
読者側が共感できる、または説得力のある。なんとかしてやりたい。
そう思える課題を期待します。
■葉太の立場と贈る言葉
葉太は教師です。教師は生徒の個性を尊重しつつ、別け隔てなく接することが理想とされます。
(設定改変はもちろんOKですが)その中で、桜子という生徒に対しては、少し特別な思い入れがあります。最初の設定では元恋人に似ている訳ですが、そりゃあ意識してしまいますよね。ここらへんは軽くても重くてもそのまんまでもOKです。
ですので、葉太は「教師としての態度」、模範的な教師像を意識すると思います。
しかし、模範的な教師という態度では、伝えられないこともあると思います。
そんな葛藤の中、葉太は言葉を贈ります。
だから、桜子に響いた。
これ、どの視点でも描き甲斐がありますよね。
これは、人の人生に影響するかもしれないことを伝える、という瞬間を描いてほしいという願いがあります。
「設定の中から生まれた絶妙」や、「作者様がずっと伝えたかったこと」など、そういうものを盛り込んで頂けると嬉しいです。
この贈る言葉で、桜子を、読者様の心を震わせてほしいです。
■葉桜
最後に、葉桜に思いを馳せる描写があります。
桜の満開といえば誰にでも想像できますが、葉桜というと、人によってかなり差があると思います。桜はどれくらいなのか、葉はどれくらいなのか、等。
作品設定や盛り込んだエピソードによって大きな影響をうけると思いますが、そんな中で、葉桜をどう描くか。それはどんな葉桜なのでしょうか。
以上が、テーマとなります。
執筆のご参考に下さいませ。
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