イノセントキス~少女と少女の甘い恋~

@busu

第1話 女しか愛せない少女の過去の告白

涼しい風が吹く、10月のとある日。私は噴水が吹き出る、公園の一角に佇んでいました。

涼しいここにくると何もかも忘れられるの。本当に、本当に素敵な場所。そして私にとって人生が変わった場所でもあるの。


私、荒井優希。女子校の高校に通う、高校1年生。髪はマッシュが好きでいつも朝、学校に行く前も溶かしている。サラサラで綺麗な髪。私は自分の毛が本当に好きなの。自慢ではないけど私は、かなりの美人女子高生なのです。

私は読者モデルも経験した事あって、周りの本当に可愛い、可愛いって褒めてくれて。

本当に、私は嬉しかったんです。

私は、でも、でも私は、本当は、女の子が好きなんて誰にも言えなかったの。


私、は、Instagramで可愛い女の子を探していいねするのが日課です。可愛い、可愛い天使のような女の子私にとって癒してくれる天使のような存在達。可愛い可愛い、女の子の写真を見ていつも口にしてしまいます。


「可愛いなぁぁ、私もこの子みたいになりたいなあ!!!」


ついつい1人事を言ってしまいます。

そんな私には大好きで大好きでいつもInstagramを見ている女の子がいるの。その子ね、いつもボーイッシュで明るくて、笑顔振りまいている可愛い女の子。北野美雪ちゃん。髪がボブでいつも巻いてて可愛いの。地毛の茶髪がよく似合う女の子。


「おはよぉぉ、優希ちゃん。」


いつも、いつも私に笑顔で朝、挨拶してくれる。私の親友。同じクラスで私の幼なじみ。

そう噴水が大好きな女の子で幼稚園の頃から、いつも一緒だった。この美雪ちゃんがいつも私の事、面倒を見てくれる女の子で、趣味も同じ。私は、裁縫が得意なんだけど、美雪ちゃんも得意でなんでも作っちゃうの。


「美雪ちゃん!!!おはよう!!今日も可愛いね!!!」


私、美雪ちゃんの事が大好きなの。いっつもいっつも思う。髪だけでなくて顔も性格も全てが愛おしくてたまらない。


「そんな事ないよ。優希ちゃん。いつも通りだよ。勉強した?」


そう今日は、中間試験なの。私は全然やってないなんて言えないよね。でも実はちゃんと私勉強してきたんですよ。私前日に一夜漬けするタイプじゃなくてちゃんと与えられた範囲をきちんと復習して勉強する。私どちらかというと、そっちの方なのです。そうなんか危機感を感じてしまって。


「一応やったよ。でもね、正直不安なんだ。いつもギリギリだし。」


私には隠している事が2つあるんです。1つは、私は意外と真面目であること、もう1つは女の子が恋愛対象であること。私ね、中学生の時、女の子10人から告白されたんです。みんな、女子が大好きで恋愛対象としている女の子達でした。中には、その告白してきた女の子同士で付き合っちゃった子もいるんですよ。そんな私にも中学2年生の頃には取り巻きが出来ました。3人、4人かな。有り得ないですよね。普通、そんな話。でも中学から女子校だった私にとってそれは当たり前だったんです。


覚えているのは中学2年生のバレンタイン。その日、私は、学校のベンチに座っていました。

晴れていて風が涼しくて、少し芽が開いている桜の花びらを見上げていました。

部活の私の後輩が、手作りのチョコレートを作ってくれたんです。


「優希先輩、手作りのガトーショコラです。一生懸命作りました。お願いします。どうぞ食べて下さい。」


「うわぁぁ!!!ありがとう!!」


「優希先輩、食べてください。手作りのチョコです。」


同じ部活の後輩女の子、ましてはその後輩のお友達等からチョコも沢山頂いて、私はとても嬉しかったです。でも、結局義理のチョコで私が本命ではないのかもしれない子もいるって分かっていたたからちょっと落ち込む事もあったんですけどね。

私は中学時代にはクッキング部に所属していました。いつもご飯作ったりお菓子作ったりと、でもお菓子の方が圧倒的に多かったです。だって甘くて美味しいチョコレートを毎日食べられるんですもの。美味しお菓子が食べたいからってクッキング部に入るなんて私、変わっているなあって考えちゃったりでも普通なんです。誰かが美味しいって言ってくれるお菓子を作る。チョコでもクッキーでも、スイーツでも。私にとってお菓子は宝物です。


そんな私に初めて彼氏ではなく彼女ができたのは、中学3年生の時でした。その頃私は、私立の中でも偏差値がそこそこ高くて自由な校風の高校、桜華学園高校に行こう行こうって必死に受験勉強していました。絶対恋愛対象は女性だったし、自分と同じ百合な女の子が絶対この学校にはいる筈だってオープンキャンパスに行った時から確信していたんです。しかも私立で校風も自由で可愛いブレザー来て、超超超女子校ですぐにここに入りたいって思うようになりました。


そんな当時の私の彼女は、赤みがかった茶髪のボブの髪型が特徴の藤井明美ちゃん。明美ちゃんは、同じクッキング部の女の子でクラスは違ったけど、家が近くていつも一緒に帰ってたんです。学校終わった後とか、スタバとか行ったり、日曜とかは、原宿で遊びに行ったり何かと楽しく親友として接していたんですけど、彼女には何かと兆候があったんです。

明美ちゃんやたらと私と手を繋ぎたかがるんです。私にボディタッチしてきたりととにかく彼女可愛くて良い子なんですけど、なんか男なんて興味ないとか言ってて、まさか女の子が好きなのかなあって思ってたんです。

私と歩く時は手を繋いで来るし、もしかして可愛い子が大好きなのかなあとか、私と恋人繋ぎしてることで周りに百合カップルって見られたいのかなあって思ってたんだけど、ある日告白されました。6月のクッキング部の部活帰りに2人で遊んだ帰り道でした。突然明美ちゃんが恥ずかしそうに言い出したんです。


「優希、、、可愛くて可愛くて、大好きな優希。あのねずっと言いたかった事があるの。優希の事好きだよ。その声も、性格も全てが好き。聴いて、初めて会った時からその優しい笑顔に惹かれてね、ずっと言えなかった。私が勝手に手を繋いだ時も繋いでくれたし、もうね、我慢できない。キ、、、、、キ、、、して。」


「明美ちゃん、、、、、、」


「お願い、キスして!!!!」


私は明美ちゃんとキスをしました。その時の感触は今でも忘れません。とにかく彼女の唇は柔らかった。まるでとろけるように柔らかくて、離れない。私にとっての初めてのキスでした。そして私は明美ちゃんの家へ向かいました。幸い、明美ちゃんの家のご両親は外出していてお泊まりでいないそうで、私は、明美ちゃんの家に、夜まで行くことにしました。だって親には連絡してないし、親は厳しかったので怒られるのかなあなんて当時は思ちゃって怖かったです。


「優希、、出来た。今日はお母さんもお父さんもいないんだ。だから、一緒に作らない??ご飯。私ね、これでもお母さんから料理教わったんだ。日曜日とかお母さんと一緒にご飯作ったりしてるからさ、ある程度なら作れるよ。」


「ありがとう。明美ちゃん。でも私は家帰んないといけないから、今日は泊まりはいいかな。お母さんが厳しいんだ。」


「えーー、泊まって行こう。明日休みだよ。」


「じゃあ、お母さんに連絡するね。ちょっと電話してみる。」


私は、お母さんに電話しました。するとOKの返事が出たんです。次の日休みだから泊まっていいよって、言ってくれてこの時ばかりはお母さんありがとうって心から思いました。


「良いって!!!!」


「嘘!!!!ほんとに????やったぁぁぁぁぁ!!!!!」


「うん!!!!やったね!!!!」


明美ちゃんはハイタッチしてきました。私も連られてハイタッチをしました。何度も繋いだこともあるし恋人つなぎもしたことがある明美ちゃんの手はとても暖かかったのです。

そしてその日の夜、私は部屋を借りてベットにいると明美ちゃんが入ってきました。


「優希!!!可愛い。。ねえ、優希、しよ。女の子と女の子の営み、私たち付き合っているんだよ。普通は男と女がするものだけどさ、もう我慢できない。私は女の子とやりたいだけど、気持ちよくできる??」


その瞬間、私は、明美ちゃんの唇にキスをしていました。私も我慢できなかったんです。

私は、服を脱ぐと下着になりました。そして明美ちゃんも服を脱ぎました。そして私は仰向け、明美ちゃんは俯せになると、明美ちゃんと私は、貝合わせになり濃厚なキスを交わしました。


「うん、うん、、、、、、ちゅっ、、、、、、

うん、、、、、、」


ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ。。。

舌の奥まで舐めまわして、お互いの唇をとにかく接触させる。生まれて初めての濃厚なキスではとにかく感じるのは柔らかさ、そして明美ちゃんの柔らかい肌。私は全身を舐めまわしました。明美ちゃんの腕、おっぱい、脇の下、腕まで。そして明美ちゃんも交互に舐めまわしていきます。手を恋人つなぎにつなぎながら、再び互いの舌を絡み合わせながら。


「明美ちゃん、、、、、大好き!!!誰よりも大好き!!!!」


「優希、、、可愛くて可愛くて天使の優希、、、、あ〜〜ん、あ〜〜ーんん、、、、、、ちゅぅ!!!!!」


明美ちゃんのキスが吸い付くすように、私の唇を吸います。私も負けないように、吸い尽くします。

「う〜ーーーーーんん!!!!」


「うーーーーーーーーんん!!!!!!!!」


暫く10分ほどキスを交わすと、今度はお互いのマンコを舐め始めました。こうして僅か、15歳にて私は、処女を卒業したのです。

あの時初めて私はエッチな気分になりました。私が同性愛者であるという事を初めてこの子に打ち明けたんです。


「優希、、内緒ね。この事はお母さんにも、友達にも言っちゃダメよ。でも今日は気持ち良かったよ。またしよ!!!」


「でもね明美ちゃん、私、、、、明美ちゃんとエッチして初めて処女を卒業したの。だから、、、、」


すると明美ちゃんは私の横に来て、抱きついてきました。そして私の頬にキスをしました。

私は、恥ずかしくて思わず顔を赤らめてしまいました。


「優希、、、、大好きだよ。そんなの私には関係ないよ。いつだって好きなとこにやろうね。

私との初体験の記念日!!ねえご飯作ろう!!一緒にね!!!」


明美ちゃんは、初めてレズである私の悩みを打ち明けられた友達でした。そしてそれから私と明美ちゃんは付き合うようになったのです。でも別れてしまいました。明美ちゃんは私と付き合うようになったのに、なんで別れてしまったの。私は困惑しました。


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