第240話 銀髪の美少女
文化祭2日目の10連続コンテストも半分が終わってお昼休憩が終わった後。
次のコンテスト『心の内、ありったけ叫べよコンテスト』の5分前になったので、スタッフさんの呼びかけで移動していた私の横には長い銀髪の美少女──ビーチ・リーラさんという名前の子があるいているのですが……
「葉幸くん、そんな格好で何してるんですか?」
じと〜っとした目で睨むと、「ハサチクン?ソレハダレデスカ?」とカタコト日本語もどきで抵抗してきます。
「まぁ、別にいいですけど……
リーラさんは、学校では見かけたことがないんですけどもしかして転入してきた方だったりします?」
「ハイ!ミッカダケテンニュウスルコトニナリマシタ(3日間だけ転入することになりました)!」
3日間だけ転入ってなんですか!?
普通もうちょっと日本見て回ったりしませんか!?
というか、カタコト日本語の外国人のマネを葉幸くんがするものですから、聞き取りずらいったらありません。
そんな風に、リーラさんと話しているとあっという間に舞台袖に到着してしまい……
『それでは行きましょう!
エントリーナンバー1
ビーチ・リーラさんです!!!』
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