｢ここがショッピングモールですか！大きいですね！｣

ロータスさんはショッピングモールを指さしてぴょんぴょんと跳ねながら楽しそうにしています。

｢なんでも東京ドーム──じゃ分からないか……

野球場2個分くらいの広さらしいよ｣

｢へぇ〜さちくんなんでそんなこと知ってるの？｣

｢前に何となく調べたことがあってね｣

しかし、そんな葉幸くんと葉柚さんの話は耳には入ることはなく、気づけば入口前に立っていたロータスさんはこちらに手を振っています。

｢そんな事より早く入りましょうよ！私入って見ていきたいです！｣

｢うん！今行くね〜！｣

お店に入った私たちがまず最初に訪れた場所は、ロータスさんが｢思いっきり遊べる場所に行きたい！｣と言ったことからゲームセンターになりました。

｢ここが日本のゲームセンターですか……！｣

｢じゃあまずはこれしようよ！｣

葉柚さんはゲームセンターに入ってすぐ近くにあったレースゲームの台を指さしています。

｢そうですね。

これなら4人でもできますし……｣

そう言いながら葉幸くんを見てみると……

｢どうした？｣

葉幸くんは意外にも乗り気な用でちょうどお財布から100円を取り出しているところでした。

｢いえ、なんでもありません。

それより私達もはやく椅子に座りましょう｣

もう既にロータスさんと葉柚さんは椅子に座って準備完了していました。

私達も急いで空いている2席に座って準備を完了させると、すぐに1レース目が始まりました。

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