第二部
◆これまでのあらすじ◆
数年前に現れた昆虫型メカ。それは世界各国に現れて街を荒らし人々を苦しめ、程なくして機械虫と呼ばれるようになる。
各々の軍隊で対応していたが次第に強大になっていく機械虫に対し、世界は手を組み対機械虫世界軍事同盟を設立する。技術供給をし合うことで向上を図るのだが、やはり各国共に極秘の技術は公開はせず、それもあって機械虫と戦いは苦戦を強いられることとなった。
そこに登場したのが神王寺コンツェルンが運営する対機械虫防衛組織【Guard of Terrestrial(地球防衛隊)】通称 G.O.T(ゴット)だった。GOTが所有する巨大ロボットたちは現代の技術を超えたオーバーテクノロジーによって建造され、機械虫に対しての抑止力となっていたのだが、それでも時と共に強大になっていく機械虫により、部隊長であり最強の機動重機であったライゼインは破壊されてしまう。
機動重機に変わる世界の守り手として登場したのが所属不明の未知の巨人。苦も無く機械虫の大群を殲滅する戦闘能力は人々に希望を与えたが、大国の首脳陣たちは逆に脅威に思っていた。
ガイファルドという巨人たちの登場で最前線から外れ、支援や人命救助を主な活動へと移行していたGOTの機動重機部隊。機械虫の他にもガイファルドに似た敵性人型巨人が現れたことで、機械虫の対応は世界軍事同盟と共にGOTが対応する機会が増えることになると予想し、同時に機動重機たちの個々の強化も必須事項になった。
その矢先、A国のエリア132に向けて機械虫の大群が進行し、強化されないままに救援に向かったGOTの機動重機たち。A国軍の支援をしていたとき、敵性巨人が現れる。
セガロイドと呼ばれる巨人はガイファルドの新装備、強行型決戦兵装である機動装甲戦闘機バルサーとセイバーが機甲合身をしたバルセイバーにより、接戦の末に撤退させることはできた。だが、ガイファルドの到着までの時間稼ぎをしていたガンバトラーは中破してしまう。
機械虫を含めたエリア132への侵入者に対し、駆け付けたA国の大部隊の総攻撃が開始され、敵性巨人のセガロイドとガーディアンズは、互いに大きな傷を抱えていたため、急ぎその場を離れることを余儀なくされるのだった。
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