第46話 12歳 奴隷商会ランドール支店

サリアたちには、魔法士ギルドに登録しに行かせた。レオとヒノリは留守番をさせた。

僕は、馬車に乗って奴隷商会へ行く事にした

。メンバーは、ゲイル、カナリー、ルーと馬車を引いてもらうライオ、レイアで今、走っている。商会は城壁の近くにありかなりの大きさがあった。前もって、ルーは猫モードになっていた。

奴隷商会に着き、馬車を降りて扉を開けて

受付にいる店員に奴隷を買いに来たと言う

と奥から店長が出てきて、応接間に通され、

ソファーに座り膝の上に猫モードになったルーが座った。それを見て受付の店員が言った

『お客様、その猫は誰のですか?』

『僕の従魔ですが、何か?』

『それ魔獣ですか?』

『はい、そうですが何か問題でも?』

『いいえ、ありません。失礼しました。』

と、受付の店員は慌てだし出て行った。

『ここで店長をしているザクストと言います。

どんな奴隷が必要ですか?』

『今度、噴水広場の近くに商店を経営する運びになりました。それで、従業員を雇うことになりまして、商品には機密保持の為にもいいと思いまして、奴隷を買いに来ました。』


『今、この商会には、正常な奴隷と欠損奴隷がいます。』

 

『じゃあ、両方ともお願いしてもいいですか

?』


『初めに、正常な奴隷からいきますか、15人ほどいますがどうしますか。』


『出す商品が女性が主役なので、女性だけお願いします何人になりますか。』


『8人ぐらいですか、エルフ2、獣人2、ダークエルフ2、ドワーフ2です。どうします。』

 『全部買います。あと欠損奴隷は何人いますか?』

 『今から準備しますから、買われた奴隷を

確認したら良いです。あと面接して下さい。』

 『分かりました。お願いします。』


〈正常奴隷〉

1人目

名前 サエ

エルフ 16歳、奴隷狩り

森で狩りをしている時、捕まった。

2人目

名前 リエ

エルフ 16歳、奴隷狩り

森で狩りをしている時、捕まった。

3人目

名前 クリス

ダークエルフ 15歳、奴隷狩り

森で狩りをしている時、捕まった。

4人目

名前 イリス

ダークエルフ 14歳、奴隷狩り

森で狩りをしている時、捕まった。

『君たち4人を購入した。これからは商会

の商店にある錬金部門で働いてもらう。』

5人目

名前 タルマ

獣人(猫)13歳、借金奴隷

貴族に税金が払えず奴隷商会に売られた。

6人目

名前 ミー

獣人(猫)13歳、借金奴隷

貴族に税金が払えず奴隷商会に売られた。

7人目

名前 タナ

ドワーフ 15歳、借金奴隷

貴族に税金が払えず奴隷商会に売られた。

8人目

名前 シシリア

ドワーフ 14歳、借金奴隷

貴族に税金が払えず奴隷商会に売られた。


準備ができたようだ。

〈欠損奴隷〉

店長が言う、

『私共は欠損奴隷が、苦しまず早く楽にしてあげるのがせめてもの情けに思っています。それを理解した上で安易な情けや同情はかけない事があの者達のためと思っております。また、内としましても経費がかかる限度なんです。』

どこもかしこも同じことを言いますか?、要するに働かない物は生きているだけで維持費がかかると言っているも同じ。


 

 最初は女性が三人いた。見た目は、人間だがなにか

異様な気配がする、戦犯奴隷でどこかの国からの奴隷で履歴が残っていない。

三人共に両胸、顔面が火傷していて声も潰されていた。

欠損箇所:両胸、顔面火傷、声


白銀狼娘13歳

 戦犯奴隷落ち。戦で左腕を失くした為売られた。冒険者の荷物持ちが想定されている。

 利き腕の欠損の為価値が低いが値段設定

が、高額な為売れなかった。

欠損箇所: 左腕


獣人【竜人:30歳】14歳、獣人【竜人:20歳】13歳の姉妹。

 14歳位と13歳位、両腕、右足が無い。奴隷として戦に行き、敗戦側であった。姉たちを探して戦争に参加し罰として両腕、右足を切り落とし、更に戦犯奴隷としと売れなかったが、綺麗な顔立ち。欠損箇所:両腕、右足

念話にて、サナ、リナに連絡した。

『サナ、リナに聴きたいことがあるんだけど、

君たちは、妹たちはいないかなぁ?』

『はい、何でしょう?、あ、いますけどなにか?』

『僕の前にいるんだけど、どうしようかな?』

『え〜!、どうしてきたのよ!』

『まあ、連れてかいるから商店の方で合わせるよ。待ってて。』

『はい、分かりました。』


僕は全て引き取ると伝え、合計金額をお知らせてきた。

金額は、白金貨10枚の提示だったので、全員分の服が必要があり、服屋を紹介してもらいました。

僕は、また女性の欠損奴隷がいたら知らせてくれたら買うからと言って、金額を払った。

奴隷たちを馬車に乗せたら、奴隷商会の会長が驚き、聞いてきた。

『トシヤ様、この馬車なんなんですか!』

またか、しょがないなぁいつもの事だけど言っとくか!

『ザクストさん、この馬車は僕だけしか作ることが出来ない秘密の馬車なんだ、だから内緒だよ、わかるよね?ばれたら敵だから潰してやる。』

『分かりました。誰にも言いません。』

『ありがとう。まあ、言ったら言ったで後悔するけどね。』

馬車は、動き出す、服屋の前で止まると、店に

入り、店主に紹介状を渡し、服の注文した。


『じゃあいくよ、服が買いたいお金はあるから。メイド服とスカートを各20枚、12歳から20歳が着る衣服を各40枚、下着をあるだけくれるかな?』


『お客様、それだと金額が高いですがありますか?』


『物はあるの、お金はあるからはやくして急いでいるから。』


『はい、ただいま用意します。ちょっとお待ち下さい。…………………はい、できました。

お金の方は、金貨500枚になります。』


『そしたら、金貨500枚ここに払うね、あと

荷物はどこ?』


『お金はいただきました。荷物はまとめて倉庫内にあります。案内します………こちらが

そうですが多いですが、大丈夫でしょうか

。』


『いや、大丈夫だ。今からやることは契約魔法

でしばるから誰にも言ったらダメだからね、わかった?』

『はい、分かりました。』

『魔法 無限♾倉庫…イメージ収納イメージ

……………詠唱…発動。』

みるみる内に倉庫にある品物は収納された。

馬車に乗って、噴水広場の近くにある三階建ての商店にある裏庭に着いたら、サリアたちが待っていた。

奴隷たちを馬車から降ろして、そこには欠陥奴隷が並んでた。


 『じゃあ、最初は白銀狼娘から治療する。なあ、名前と種族、年齢、欠陥箇所を言え。あと、逃げたらもとに戻すから解ったな。』

すると、白銀狼娘が喋った。


 『ご主人様、私はミーナ、獣人、13歳、左腕です。』


 『分かった、魔法神聖魔法…パーフェクトリカバリーヒール…イメージ左腕再生…発動……クリーン発動。』


 『左腕が治っている、ご主人様、ありがとうございます。』


 『ミーナ、今日から、従者をしてもらう

。』


サナとリナが叫んでた。

『マスター、どうかお願いします。妹たちを

治してください。』


『ご主人様、私はカナ、竜人、30歳、両腕、右足です、妹のレナ、竜人、25歳、両腕、右足です。』


『分かった、魔法神聖魔法…パーフェクトリカバリーヒール…イメージ両腕、右足再生×2…発動……クリーン発動。』


『両腕、右足が治っている、ご主人様、ありがとうございます、お姉さん、治っている。』

『カナ、レナは、姉たちと暮らせばいい、サナ

、リナは面倒見て仕事を覚えさせて、魔法士ギルドにも登録しに行けよ。』

『マスター、分かりました。ありがとうございました。』

 『四番手、治療する。なあ、名前と種族、年齢、欠陥箇所を言え。あと、逃げたらもとに戻すから解ったな。』


 『ご主人様、私はリルア、人間、18歳、両足です。』


 『分かった、魔法神聖魔法…パーフェクトリカバリーヒール…イメージ両足再生……発動……クリーン発動。』


 『足が治っている、ご主人様、ありがとうございます。』


 『リルア、今日からこの商会二階の食堂で料理を作ってもらう。』


 『五番手、戦犯奴隷を治療する。それじゃあ話せないだろう、治ったら言えばいい。』


 『分かった、魔法神聖魔法…パーフェクトリカバリーヒール…イメージ両足、両腕、顔面再生……発動×3人……クリーン×3人…発動。』

 『両足、両腕、顔面が治っている、ご主人様、ありがとうございます。』


 『ご主人様、私はテマリ、人間、20歳、

私はテエリ、人間、18歳、私はテル、人間、16歳、私たちは三姉妹です!』


『エリカ、カリン、スズナ、セリナ、チグサに

は、魔法ギルドに登録してくること。そしてここの仕事を覚えること。』

『『『『『はい、分かりました。』』』』』

『エリカには、いずれここの商店の店長を任せたい、カリンには経理を任せるつもりだけど仕事次第だ。』

『『任せてもらえるよう頑張ります。』』

『ナナリー、ネル、メグ 、ユリナ、ルル には

、仕事を覚えること。』

『『『『『はい、頑張ります。』』』』』


『それから、僕の命令は絶対に聞くこと!

奴隷だとしても、差別はしない。また、みん

なには、個々に合わせて給料を渡すので仕事

に責任を持って行動にあたる事。』


 『男性用と女性用にわけた風呂があるから、今から別館の地下一階で入ってきてくれる、まだにおいがするから、上がったらまたここに集合。』


『それから、ここにある大量の荷物は仕事着と普段着と下着だ。サナは女性用を配れ。』

みんなに配り終わった。

 

『衣類を持って、部屋へ行ってくれる。本館三階、別館の二階と三階で、一人一部屋で今日は、休んで明日から働いてもらう。』

 

―――――――――――————————

【読者の皆様へお願い】

作品を読んで、下にある★で応援して頂けると、すごく励みになります!






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る