第36話 11歳 アイ、ケイの攻防戦 その1
あれほど僕は言った!、
『ダンジョンを突くな!』
と、言ったのに、あいつらはバカか?
まあ、痛い目に合えばわかるだろう。
アイから連絡が入り、今回攻め手は第二連隊1000人がダンジョンに挑むらしい、またケイからも連絡が入り怪しい集団が幻惑の森に来たらしい。アイとケイの姉妹ダンジョン戦が
幕が上がった。
アイは慣れたもんで大丈夫だろうが指示は
出す。無理をしなくても相手の気力を奪えと
言ってある。ケイには僕があとから対応するから、もちこたえてくれるように言ってある
。アイへ連絡を入れてみる。
『アイ、そちらはどうだ?、うまく運びそうか!』
〈マスター、10カイソウマデトウタツシマシタ。コレカラのシジヲクダサイ。〉
『アイ、5階層の出口と11階層の出口をなくして閉じこめたらいい。そしたらダンジョンポイントが稼げるし、様子見にしてじわじわと
体力を奪えばいい、自分たちが墓穴を掘るだろう。5日たったらまた、連絡してくれ!』
〈マスター、ワカリマシタワ。〉
『ケイの方は、大丈夫か?』
〈ハイ、マダキテナイデス。〉
『サリア、ちょっと幻惑に行ってくるからあとは任せる。何かあれば連絡してくれ!』
『はい、分かりました。』
『夜までには、帰ってくるから頼んだ。魔法
転移…イメージ…幻惑ダンジョン…イメージ
…詠唱…………発動!』
コルトは、馬車から姿が消え幻惑ダンジョンコアの前に現れた。
『ケイ、様子はどうだ?』
〈マスター、カベヲノボッテキテマス。ドウシマスカ?〉
『ケイ、みんなが入ってきたら、教えて。』
〈ハイ、ワカリマシタ。〉
『魔法 召喚魔法…イメージ…リッチ×10体…
イメージ…詠唱…………召喚!』
コルトの前にリッチが10体現れた。
『君たちの中で誰か話せるのいない?』
〈…………………………………………〉
『ああ〜、意思が無いのは困った?進化させるか。魔法 進化イメージ…リッチ×10体…
イメージ進化先リッチマスター×5体、リッチレイディ×5球…………詠唱…………発動!』
これで話せるかな?
『君たち、これからケイの指示に従い行動し
てくれるかなぁ?』
〈〈〈〈〈〈〈〈〈〈ハイ、マスター。〉〉
〉〉〉〉〉〉〉〉
『ケイ、こいつらに指示出して、捕獲の準備してくれどれだけ今まで酷いことをしてたか
わからしてやる!』
〈ハイ、ワカリマシタ。〉
奴隷狩りは、盗賊となんら変わらない。人の物を盗む好意と人じたいを略奪する好意は、
僕に言わせれば何も変わらない。
だから歯向かうなら、それ相応の罰が待っている。そして言うことを聞かないなら死をもって継ぐなってもらう。そうこう考えている
と、ケイから連絡がきた。
〈マスター、トウゾクタチゼンインナカニハ
イリマシタ。ドウシマスカ?〉
『じゃあ、捕獲を開始して!、逆らったら足の片方だけ切断して動けないようにお願い。
』
〈ハイ、ワカリマシタ。〉
ケイの合図でアンデットたちは動き出した。
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