第35話 11歳 村の再建

 ラトゥルたちは、次元の箱庭に広がる広大な大地がコルトが作った世界だと説明をサリアよりもらいみんなは絶対に逆らわないようにしようと思ったら、ふと向こうから誰かが

くるのがわかった。

『ラトゥル、村の場所は決まったか!』

『はい、このあたりにしようかと思います。』

『ここにか?、もうかくれる必要性はないから湖と森林のそばにすれば良いと思うけどなぁ。』

『コルト様の言う通りにします。』

『あー、わかった。だったらその方向で進めるとして、誰が家を建てるんだ?』

『私たちが、地味に建てます。』

『えー、それだと一カ月ぐらいはかかるぞ!

『しかたありません。』

『あまえなー、そういう時は頼みに来いよ。

ラトゥルたちの主人は、僕だぞ。』

『すいません。』

『まー、いいや今回は、次から来いよ!』

『はい!』

『前にいた村で良いよな!』

『はい!』

前に歩いて魔法を唱える。

『魔法 ビルド魔法改…イメージ…前に見た村をイメージ…内訳家、壁5m+門5mイメージ

…………詠唱…………発動!』

サリアは、その光景を見て唖然として見ていた。土の中から音を立てていろいろな物が現れた。

『ラトゥル、中に入って確認してくれるか。

『はい、分かりました。』

住人たちは入って、確認した。

『ラトゥル、どうだった?』

『はい、これでいいです。ありがとうございました。』

『ラトゥル、ミリア、ムア、メリーヌ、ルゥリィに、この指輪を揚げる。ラトゥルたちはエルフだから、指輪に付与した擬装魔法で老人

に擬装すればいい、街にいけるしそうしたら襲われない。また、危なくなったらここへ逃げればいい。』

ラトゥルたちに、指輪を渡した。

『コルト様、ありがとうございました。』

『ラトゥル、ちょっと聞きたいことがある、

あの村で南下したら街があるか?』

『コルト様、南下したら、山越えになります、

西から迂回した方が楽だと人づてに聞きました。』

『ラトゥル、エルフは精霊信仰はあるのか?

『はい、あります。たしか噂ですが精霊王が行方不明になった精霊王女を探しているとか、いないとか?』

『サリア、ミレディは何か言っていたか?』

『いいえ、初耳です。』

念話で連絡した。

『ミレディ!聴きたいことがある。来れるか?』

『今すぐ、行きます。』

ミレディが急いで掛けてきた。

『なあに、コルトくん?』

『一つ聴いていいか、お前の国では精霊王女

が行方不明になっていて、大変らしい。親に

本当に言って来たよなぁ?』

『えー、そのなの。まあ〜いいよ。』

『お前がそれでいいのなら僕は関係ないし、もし戦争になったら僕は容赦無く叩き潰して

しまうだけだ。』 

『なんで、戦争になるの!』

『お前、親に言って来たよなぁ、もし黙って

きたとかだと、誘拐したように思われたら、

僕は叩き潰してしまうからね。』

『えー、そんな〜どうしよう。』

『しるか!そんなこと。』

『あの〜、コルト様そこの方は誰ですか?』

『ラトゥル、今現在、行方不明の精霊王女ミレディ様だよ。』

『えー、なんでいるんですか?』

『いや〜、僕は精霊一人を招待してここを管理してもらうようにしてただけだ。』

『コルトくん、それないよ。ミレディは謝ったでしょう。』

『でも精霊王に黙って来たよなぁ。どうすんだ!』

『誰かに行かせて、謝る手紙を書きます。』

『一番信頼できるやつにしろよ!』

『はい、分かりましたわ。』

『それで、ミレディ様に依頼です。ラトゥルたちのことよろしく!、そのかわりにプレゼントに指輪を揚げるから前に揚げた指輪よりいいから使ってみてくれる。』

『分かったわ、指輪ありがとう。』

指輪をもらったら、急いで掛けていった。

『ラトゥルたちも頑張れ!』

『コルト様、ありがとうございました。』

僕は、どちらも関係ないから、でも旅ならゆっくりしたいから、西周りでいくかな。

あとは、ライオとレイヤ、シルビナに指輪を

渡したら、旅に出ようかな?。

『ライオ、レイヤ、今どこにいる?、すぐ来てくれる。』

〈〈ハイ、ワカリマシタ〉〉

空を飛んで掛けてきた。

〈〈マスター、ナンデショウ〉〉 

『ライオ、レイヤに渡したいものがある。この指輪を揚げるよ、人化の魔法が付与したから使ってくれ。』

二頭に指輪に渡した。

〈〈マスター、イインデスカ?〉〉

『レイヤが人化したがってたからいいよ、だけど、裸の状態になるから、ヒノリに服を作成

してもらってからの方がいいじゃない。』

〈〈ワカリマシタワ、マスター。〉〉

『シルビナ、前に渡した指輪にスキルを新しく付与したから、揚げるよ!、人化が使えるから使ってみてくれる。』

〈ワカリマシタワ、マスター。〉

『ライオ、レイヤには、また、旅をするから馬車を引いてもらうから、よろしく!』

〈マスター、ワカリマシタ。〉

『サリアを筆頭にシルナ、マリナに従者をお願いして、従魔にヒノリがついてきてくれ!』

『『『分かりました、コルト様。』』』

〈マスター、ワカリマシタワ。〉

『これからの事だが、西周りのルートで行き

そのつど、方向を変えて目的地を決めるから心がけてくれよ、サリア。』

『はい、分かりました。』

『サリア、お前は、ここにいる従者のまとめ役

だ、何か気づいた点や改善する点があれば、言ってくれ!』

『はい、分かりました。』


西廻りの旅を再開した。




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