第30話 11歳 旅立ち

  王都をあとに馬車を走らせた。そして

 次元の箱庭に行き、サリアに身体は万全か聞いた。

 『サリア、従者としてついていけそう?

それとこれからは、名前で呼んでくれる。』

 『はい、コルト様。大丈夫です、鍛錬は

欠かさずしてました。』

 『それはよかった。それで精霊とは契約

できた。』

 『精霊とですか……………………?』

 『まだ契約してない?』

 『はい、まだここから出たことがないので

。』

 『ねぇ、あそこに見える山と森林はいった。』

 『いいえ、まだで。』

 『僕よりも鈍感じゃないよね。あそこにさ

図々しい精霊王女が住んでいるだよ。』

 『コルト様、それほんとうに住んでいるで

すか?』

 『しょうがないねぇ、サリア合わせてあげる。アウルいる、精霊王女のところへ案内し

て!』

 〈ハイ、ワカリマシタ。〉

 森林をサリアを連れて歩き、前方にでかい

ものが見えた。 

 『アウル、なにこれ許可を得てしている?』

 〈イイエ、シテマセン〉

 『これは、精霊王女は追放だなぁ。言うこと聴けないなら、ここ閉めるよ。アウル呼んでこい。』

 誰かがかけてきた、息を切らして

 〈マスター、ツレテキタ。〉

 『ねぇ、礼儀はわかるよね、きた時、アウル挨拶にきた、』

 〈イイエ、キテイマセン〉

 『じゃあ、さようなら。お前の親はどういう育て方したらこうなる。精霊王の顔が見てみたい。きたら挨拶ぐらいしろよ、ここにもルールがあるこちらが土地と魔力だ、そちらはなんだ。』

 『僕だけが話しても公平性がないだから意見を聞いてやる。』

 精霊王女が口を開く、

 『好きにしていいからって、聞いたからやりました。』

 『好きにするにも限度がある、こちらはアウルが窓口で挨拶なしはありなのか?、お前の親はそう教えたのか?、ならそう対応する

がいいか。僕の従魔にも言っとくがルールなしの弱肉強食だからおそえと。』

 『コルトくん、どうか許してください。こ

れからは、指示に従います。』

 『反省しているならいいが、2度目はないよ

!、それから君の名前聞いてなかった。教えてくれる。』

 『はい、名前はミレディと言います。よろしくお願いします。コルトくん。』

 『ミレディ、サリアに精霊を紹介してくれない?任せるからりっぱな従者に育ててくれる。』

 『はい、わかりましたわ。コルトくん。』

 『サリア、りっぱな従者になってくれよ、

君が帰って来たら2人つけるからね、頑張ってもらわないと駄目だよ!』

 『はい、分かりました。コルト様。』

 サリアを森に置いて行き、屋敷に帰った。

 『セバス、シルナとマリルを呼んでくれるかな?』

 『はい、分かりました。コルト様。』

 セバスが呼びに行った。

 『『コルト様、なんでしょうか!』』

 『シルナ、マリルは今日より従者をしてもらう。ちゃんと鍛練はしてたかい。』

 『『コルト様、毎日頑張ってました。』』

 『じゃあ、これからはよろしくね!』

 『『はい、頑張ります!』』

 『君たちには、サリアの指示に従ってもらうから、こころえてくれるかな?』

 『『はい、分かりました。』』

 三人に武器を作成することにする。

 サリアには、弓、シルナとマリルには剣と

ナイフを作成する。

 『魔法 鋳造魔法…イメージ魔導弓…材質トレント材+ミスリル鉱…合成イメージ…付与

攻撃強化50…イメージ…詠唱…………発動。

 サリアの武器ができた。

 『魔法 鋳造魔法…イメージ魔導ブレード

×2本…材質ミスリル鉱…付与攻撃強化50+切れ味再生イメージ…発動。』

 シルナとマリルを呼んで、

 『お前たちの武器を作成した、魔導ブレードだ。受け取れ!』

 『『コルト様、大切に使います!』』

 『壊れたらなおすから、言えよ。』

 『『はい』』

 それから1か月間に錬金部屋でいろいろな

物を製作した。ポーチ×3個、矢筒×1個にそれぞれに付与魔法でアイテムボックスを付与した。すると、サリアが帰って来た。

 『サリア、どうだった。』

 『コルト様、精霊と契約できました。風の精霊です。』

 『それは良かった。これらは、サリアの魔導弓とポーチ、矢筒だ。受け取れ!』

 『コルト様、ありがとうございます。』

サリアは受け取り装備した。また、シルナと

マリルにもポーチを渡し装備させた。

 みんながそろったので箱庭より、出て馬車で移動した。

 『移動中、馬車内ではポーチと矢筒には、

アイテムボックスが付与されていることと、

ポーチには、ポーション100個、矢筒には矢

が1000本入っていることを伝えた。』

 馬車内にはコルトと従者サリア、シルナ、

マリル4人のパーティの初めての旅が始まった







―――――――――――————————

【読者の皆様へお願い】

作品を読んで、下にある★で応援して頂けると、すごく励みになります!


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る