お勧めBL漫画「ボクたちはまだ青く」と腐女子の回想(1巻目ネタバレあり)

好きなBL漫画と自分の思い出を語るシリーズ第二弾!

というのは言い過ぎですが、私が大好きな黒井つむじ先生の僕たちはまだ青くが完結して

萌えと衝動を抑えられなくなったんでここに紹介したいと思います。


このお話は、受験真っ只中の進学高校が舞台になったBLでして

いやあ、サラリーマンBLもいいけど、高校、大学くらいの思春期から大人になってく過程の男の子達のBLも、その時期にしかない葛藤があっていいですよね。


この僕たちはまだ青くも、まさにそんな時期の話しでして

主人公の七種(攻めです)は、進学校の中抜きん出て成績がいいわけではなく

本当はロケットや宇宙関係の仕事に憧れは持っていたけど、自分はそこまではいけないと諦め

落ちこぼれず平均的に、そこそこの大学へいければ万々歳だろうと淡々とした日々を過ごしていました。


そこへ、新内(受け)が引っ越してくるんですが

新内は染めてるわけではないのに髪が茶髪で、地方の進学校にはいないタイプの目立つルックス、その上とても無愛想。しかも転校してきて早々学年で1位になる頭の良さで

七種は、自分とは違う人種のガチでできる奴なんだなと、この特別目立つ転校生新内を暇潰しに観察するようになります。


そんなある日、地元の本屋近くにある、大きなスクリーンで、ロケットの打ち上げの映像がやっていて

偶然それを見た七種は、昔の憧れを思い出しその映像に見惚れるんですが

ふとそこに、新内に似た人を見たような気がして、七種は、新内の姿と宇宙に飛び立つロケットを心の中で重ねます。

そして、小さい頃ロケットが好きだった自分を思い出し、読もうとしたけど難しすぎて読めなかった宇宙工学の本を引っ張りだすんですね。


それから、益々新内の事が気になるようになった七種は、勉強教えてよと唐突に新内に声をかけるもあえなく断られ、一方的に七種が新内を気にしてるだけな日々が続くんですが

ある日新内が、2位になってしまったガリ勉少年に、カンニングしてるだろう!と絡まれてるのを七種が助けた事で、新内も七種を気にするようになります。


七種はやっぱりもっと新内に近づきたくて、昔買った宇宙工学の本の読み方わからないからやっぱり勉強教えて欲しいと、今度は家から本を持ってきて見せて、もう一度頼みます。


すると、いつも無愛想だった新内がとても嬉しそう笑って、七種もこういうの好きなの!と夢中で話し出すんです。

その時の新内の顔が、まあなんとも可愛いくて、七種は新内に恋してしまうんですが

その後の二人の過程はね、今バラ売りなんで一冊に纏まってからでももちろんいいんですけど、是非漫画買って読んでほしい!


それでね私、この漫画を読んで思い出したことありまして

いや、またお前の回想かい!と思わずこれはちょっと本当に聞いてほしい!


昔、私の友人が付き合っていた男子が、いわゆる高偏差値、高学歴男子だったんですが

その人は確かに頭もいいし、ルックスも結構いいけど、性格に難ありでして

友人も自分の彼氏ながらなんなんこの人?と手を焼いていたんですね


しかしその彼氏の親友ってのが、同じく高学歴高偏差値な上にルックスはもちろん、性格もめちゃくちゃ良くて

友人が思わずその親友に、○○君はなんで彼の親友でいられるの?

と、自分の事棚に上げて聞いたそうなんです、そしたら


「あいつは確かに難しいところあるけど、自分がどう生きたい、どうなりたいってものが明確にあって、そのためにする努力を惜しまない。俺にはないもの沢山もってるから」


て答えたそうなんですが、これ凄い萌えません?

私、何それ尊い!って凄い胸がときめいてしまって

だけど私その頃、男同士好き卒業したふりしてたから、もっとその二人のこと詳しく聞かせてくれ!とせまりたかったんですけどできなかったんですよね。


しかしそれからしばらくして、結局彼は自分の夢を叶えるために、他の大学に編入だったかな?なんだかわからんけど行くことになって、友人はその彼氏と別れることになったんですよ。

その時の事を、友人がちょっと聞いてよ!と怒りもあらわに語ってくれまして


彼が他の大学へ行くことになったその日

私の友人と、その親友で、高速バスだったか新幹線だか忘れたけど、その場所まで見送りに行ったらしいんですよ

そしたらその元彼氏さん、彼女だった友人には、ありがとうなとあっさりした感じだったのに

親友には、ありがとう、お前がいたから学校も凄く楽しかった!と、離れ難いように二人で泣いて抱き合っていて

それを見た友人は、私の立場は一体!ってムカついちゃったよと話してくれたんですよね。


いや、私それ聞いた時、正直萌えすぎて顔がニヤけてしまっていたと思うんですが

もう一人の友達の、それは酷いね、○○が彼女なのに!というまともな反応を見て

慌てて、うんうんそれは嫌だよね。と私も普通の反応をしてみたものの、心の中では萌えの嵐がビュンビュン吹き荒れていました。

(ちなみにその友人達には去年、実は今だに腐女子で全く抜け出せていなかった事を告白し、友人達はそうだったの!と驚きつつ受け入れてくれました)


このね、同じ進学校だった男の子達の、彼女に対するのとはまた違う、互いに対する特別な感情ってやっぱり凄く尊いし萌えるなと思うんですよ。


いや、僕たちはまだ青くみたいに、彼らは実際できてたとかではないんだけど

この漫画読んだ時、ふと大学時代、友人から聞いていた彼氏と彼氏の親友の事を思い出しましてね。

実際会ったことはなかったけど、今も二人は仲良くしてるんだろうか?と、写真くらいでしか見たことない彼らに思いを馳せてしまいました。


そして友達。ひどいね!と同調するふりして

心の中ではドッカンドッカン喜んで聞いててごめんね!と、この場を借りて謝罪します。


そんなわけで、全然話し纏まらず長文になりましたが

とにかく黒井つむじ先生の、僕たちはまだ青く。

是非時間があったら読んでみてくださいな!


ではでは!









  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る