第2話 マスク戦争

 本部の指示。

“当店のマスク販売は日曜日です”


日曜の朝、開店1時間前。

30台の駐車スペースは満車。

近くのコンビニ、葬祭センターの駐車場もほぼ満車。

店前には100人近くの群衆。


間もなく開店。

渋滞が発生していた。

原因はこの店。

群衆は膨れ上がっていた。


どう見てもこの在庫以上の群衆たち…

混乱。

怒号。

お詫び…


営業最高責任者 本社常務 “販売日を予告しろなんて指示はしていない” 

じゃ誰の指示?


毎日、似たような暇人が店前に並ぶ…

恐らくいつの時代でも、買い占めに真っ先に走るのは年寄り…

必要以上に買いだめする…

転売する訳でなく… まぁ、無理か。

ただ、心配だから買う。


仕事をしている人は当然買えない…

暇人が買うから…

何十枚も… 何百枚も…


国もバカか… 

どう考えたって、日本人全員に数枚づつ行き渡るような枚数が出荷されているのに…買えない人が大勢いる…

それはこうゆう暇人が買いだめしているからだ。


一世帯に2枚配布する… 金の無駄だ。

だったら各世帯にマスクチケットを各自治体に発行させて、チケットと交換販売しろ…

そうしたら、暇人だけが買い占められる惨状は減る…


今度は、チケットが高値取引されるか… な。



皆さん…

マスクを求めるなら、試しにその店の閉店間際に行ってみて下さい。

閉店間際に陳列する店が多いようですよー

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る