探心音
下記詩を受けて作った詩になています。
私に想う心と表現を
ご興味を持たれた方は、是非訪れて見て下さい。
素の詩 僕の詩 作者 小鷹 りく
第36話 人魚
波はそれをかき乱し、
それを浴びて
愛おし人がいます。
恋しい。
温もりに触れたい人がいます。
恋しい。
抱きしめたい人がいます。
恋しい。
声が聞きたい人がいます。
恋しい。
嗚呼、嗚呼、嗚呼、と掻き毟り。
そう
嗚呼、これは罪。
そう
愛したい、そう
愛されたい、そう
嗚呼、これは罪。
そう
そうして沈んで
私にはこの
だから大きく息を吸い、鼻と口を手で
苦しい。
鼻から口から、思いっきり吸い込みたい。
手に出来ないものを
どくん。
届かないものを
どくん。
求め続ける
どくん、どくん。
きっとこの音は、恋しい人に届いている。
君の
海の
だから私の頼みを聞いて欲しい。
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