ルイ・ラ・ロティエール?

「ブルース=パーティントン設計書」の事件を忘れたのか? 最新式潜水艦の設計図が盗まれたとき、お兄さんのマイクロフトがリストアップしてくれた三人の大物スパイのうちの一人がロティエールさ。ノッティング・ヒルのキャムデン・アパートに住んでいた。



【ネタばらしコラム】

注 以下、「ブルース=パーティントン設計書」について、ネタばらしがあります。



 第四短編集『シャーロック・ホームズ最後のあいさつ』に収録された作品ですが、これがラスト・エピソードとして書かれたのではないかと勝手に推理しています。事件の規模が国際情勢を揺るがしかねない大きなもので、名探偵の最後の活躍としては、申し分ありません。

 いやいや、国際情勢を左右する大事件ならあれもあれもそうじゃないか、という声が出てくるのもわかります。

 私の最終回にしようとしていた説を支えるのは、兄、マイクロフトの久しぶりの登場です。しかも、マイクロフトに続いて出てくるのはレストレイド警部、さながらオールスターキャストです。レストレイドに関しては、準レギュラーなのでスペシャル感はないのですが、マイクロフトと並ぶと豪華です。

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