第4話 目的地
ボロボロのジャックを連れてガタガタの階段をゆっくり降り、僕たちはビルからひとまず出ることができた。
「イテテ」
あんなに派手に落ちてきたんだ!痛いだろうに。
「よくあんな芸当できるよ!僕は絶対出来ないな。まずあの高さからバイクに乗って飛び降りること自体が無理!飛び降り自殺だからね、あんなの!全く何を考えたらこんなこと思いつくのやら。」
「それ褒めてるのかの?」
「褒めてるよ!」
何故が怒り口調で言ってしまった。全くすごい無茶をしやがって!
「でも上手くいったじゃないか!結果オーライじゃよ!経過よりも結果じゃ!お主が生きており、わしも生きてる!そして奴らを吹き飛ばすことができた!な!」
まぁ結果を見ればすごく助かってる!あの危機的状況をよく脱することができたな。こいつは今までこのようなことがたくさんあったのだろうか?
「それよか、バイクを失ったから足になるものを手に入れんとのぉ、あーあ、あのバイク友人の借り物なんじゃが、どーしよ。」
借り物だったんだ、、、爆破しちゃったよ。もうボロボロの状態で炎上していた。見るも無残に。
「あのバイク、奴のお気に入りだったじゃけどな、なかなか手に入らないアンティークものだったらしい。ちょっと急ぎで借りてきたらこの有様じゃ!やばいのぉ、確実に怒られるわい。」
なんかすごく悪いことをしたな。その人のバイクのお陰で僕たちはいきてるといっても過言ではない。
「まぁバイクのことは後で考えるとして」
僕なら平謝りからの土下座コースだな。貸してくれる友達なんて一人もいないけれどね。ちょっと羨ましいや!
「流石にこのままの状態で開戦はきついの。奴らがまたいつ襲ってくるか分からん。」
たしかに今の状況はまずい。ジャックは平気な顔しているが相当のダメージを負っている。外傷としてはあまりひどく見えないが、あの高さからの着地だ!だいぶ体にはきてるとおもう。
それに乗り物がないとさっきみたいに襲われたらひとたまりもない。
「このまま歩いて警察署に行くのも無理があるしの、何か移動手段がないところきついな。」
移動手段か、普段なら電車とか言っているんだけど今はハルシステムの影響で多分まともに動いていないだろう。
じゃ後はチャリか?自転車なら人力だから可能性はあるぞ?
僕まともに自転車なんて乗ったことないけど!昔、自転車を平然に乗ってる人たちを見て毎回尊敬の眼差しを送っていたなぁ。
小学生の時に乗れ回してる奴なんてそれだけで、相手にマウント取れる便利グッズだ!
もちろん僕はいつもマウント取られてばかりだったよ!相手は気分がよくなるがその度に僕は何とも言えない気持ちなったね。
なんで今更こんな思い出を思い返すんのだろう?死への予兆か?すげぇ〜嫌なんだけど。
まぁ僕の悲しい思い出は置いておいて、現実的に考えるとまたヘリみたいなので襲われたら自転車じゃひとたまりもないな。
さっきより酷い目に晒されること間違えなしだ!
「どうにかここのシステムに干渉していない車やバイクはないのか?もう全てないのかの?」
いや〜、どうだろう?ハルシステムが導入されてからだいたい全てのものが一新されたからな。旧タイプのものはほとんど廃棄されてしまっただろう。
本当にあっというまであったよ!ハルシステムが導入されてから!瞬く間にこの街の基盤となり、昔使っていたものは全てゴミ送りとなってしまった。
いや、待てよ!
「そーいえば!あるかもしれないよ!」
「本当か?」
「可能性は薄いかもしれないけど、ここでウダウダ言ってるよりマシかもしれないだろ?」
「お主に任せよう。」
「一応乗り物に関しては思い当たるところがある。そこに行けば手に入るかもしれない。少し歩くけどいいか?」
あまり行きたくない場所だが僕の思いつく限り唯一ハルシステムに関与してない旧世代の乗り物が手に入る場所だ。
「そうじゃの!そこで手に入るのなら行ってみる価値は十分にある。急ごう!」
これがほんの一握りの希望になればいいけれど・・・
「うぁぁぁあ」
なんだこれ?足が震えて、膝が笑っていた。
そりゃそうか。あんなことがあった後で今になって安心感が襲ってきた。腰が引けてしまったのだ。
このタイミングでなんで?でもふと思った時、急に死の恐怖から時放たれた感じかして、今までの恐怖や覚悟から少し荷が降りたというか。僕は安堵したのだろう。嬉しかったのだろう!今、生きている事に!安心感に包まれるってこんなにあったかいものなんだな!
人ってこんなに膝が笑うもんだね!始めて見た!その始めて見たのが自分だとは思わなかったけどな!
「武者震いか?」
んなわけねーだろ!クッソ!全然止まんねーよ!本当!すごいよ!産まれたてのバンビみたいな足の動きしてやがる!
「ぶはっはっはっ!大丈夫かのぉ?今頃安心したか!」
ついでにどっと疲れも襲ってきたよ!本当に緊張の糸が解けたんだな!アドレナリンも切れたみたい。
「そうだのぉ、そうなって当然じゃな!あんな思い普段するもんじゃないからの!」
さらに言うならもうあんな目にあいたくないんですけれど!心臓が持たねーよ!いつか爆発するぐらいバクンバクンいってるからね!
「でもまだ解決したわけじゃない。あまり気を抜くなよ。」
気をなくなって言われても、そんなすぐに切り替えられるほど人間できてないんですけれど!
でも言っていることは確かだ!また襲ってくるかもしれないんだ。今のうちに行かないと。
僕たちは中心部から少し東に向かって言った。
「なぁジャック」
「なんじゃよ!わしのプロフィールでも気になってきたか?」
それはそれでだいぶ気になる!聞いたら教えてくれるんだろうか?こいつ自体が謎の存在だもんな!正直正体不明な点は宇宙人とどっこいどっこいだよ!
「いつもこんな風なのか?」
「何がじゃ?」
「何がって、こんな命の危険が伴うような事件を毎度立ち向かっているのか?」
「そう、じゃな。」
こいつ、こんな命がいくつあっても足りなくなるような危険なことを。毎回死と隣り合わせじゃないか!修羅場というか死線というか、こんなことを何回も越えてきたんだろうな。
こんな恐怖、僕なら耐えれる自信がない。
「何故この仕事を?」
「なんじゃ?わしに興味があるのか?女子にしか興味がないのかと思もぉとったわ!」
まぁ僕のさっきのような痴態を見ていたらそう思うのが妥当かもしれない。そんなことないけどね!でももちろん女子も興味深々だけどね!
ホラ!そこ!気持ち悪いとか言わない!その一言で傷つく人がいるんですよ!
「いろんな人との巡り逢いによってかの。」
なんかいいようにあしらわれた気がする。そりゃ巡り逢いによってかもしれないけどさぁ、そういうことじゃなくてね〜。
「怖くないのか?」
「ふっ!もちろん怖いさ!誰だって怖いじゃろ?」
それにしては怖がってるようになんて全く見えない。こいつの腹の底は読めん。
「だったらどうして!どうしてこんな事をしているの?」
「そうじゃのぉ、自分の中のルールや正義を守りたいからじゃよ!」
どういう事だろう?
「まぁ仕事の事もあるから任務に行くが、気合いが入るのは自分の正義を守りたい時に、なんていうんじゃろうな、スイッチみたいなが入るんじゃよ!」
「その正義って?」
「困ってる奴を助けるとかじゃよ!」
その時のジャックの横顔がなんだか少し照れているように見えた。僕の見間違えかもしれないけれど、このことは見間違いのままにしておこうと心に刻んだ。
僕にはあるだろうか?自分の中の正義やルールが、一種の信念みたいなものが僕にあるだろうか?
ジャックはきっと信念を貫いているんだとおもう。だから迷いがないんではなかろうか?だから僕はジャックが少し眩しく見えるのかもしれない。輝いて見えるのかもしれない。
いつか僕にも持てるだろうか?信念が。
僕たちが歩いて二十分ほど歩いた頃ようやくたどり着いた。少し日が沈んできていた。
「ここかの?」
ジャックは驚いた顔でこちらをみる!すっごい眼を丸くしてるもん!こいつこんな顔できるんかってぐらい!
「言わなくてもわかる。今のジャックの気持ちもすごーくわかるよ。」
「ガラクタの山じゃな。」
それも山盛りでそこかしこに積んである!
「今の僕達にとっては宝の山さ!」
ここは昔使ってた機材がたくさん捨てられてる廃棄場後だ。廃棄し切れずそのまま放置されて、今ではガラクタの山がそこらへんになっている。しかしここなら旧型の車や、部品がある可能性が高い。
「ここから探し出すには、早速始めた方が良さそうじゃ。時間がかかる。」
「手分けして探そうか。」
僕達はガラクタの山から探し始めた。この量、探し出せるか??よくわからない部品達が積んでいて上から掘り起こしていかなければならない。下にある奴なんて潰れてんじゃなかろうか!?
少し不安になる。正直ここになければ絶望的だ。ここに来るまでに時間もかかってる。奴らの追ってもあるし、居場所も特定の出来てない。ここでの時間のロスはさけたい。
「なぁ。さっきはありがとの!真面目な話、わしを信じて囮になってくれて!」
ジャックが突然優しい声で言った。
僕は驚いた。まさかジャックからこんな言葉を聞くなんて。正直馬鹿にされてたし嫌われてるもんかと思ってたから、素直にお礼を言われるなんて思わなかった。
そもそもジャックとの出会いは最悪だったと言っていい!少なくとも僕はそう思っている。いきなり部屋に現れて、変な奴らに襲われるし、僕の部屋はめちゃめちゃになったし、すげぇ怒られたし、幻滅もされたと思ってた。
ニートな僕に呆れて、でも仕事だから仕方なくやっていると思っていた。本当に命の危機になったらあっさり見捨てられると思っていた!でもジャックは命がけで救ってくれた。見捨てないでくれた。僕のせいでジャックはこんな目にあっている。本当に災難なのはジャックかもしれない。こんなどうしようもない奴のお守りをしなければならないなんて!そのジャックがお礼を言ったのだ!
「いやいや!こっちこそ!毎回命を救って頂いて!僕にお礼を言われる筋合いなんて」
「じゃが何故わしを信じてくれた?」
「信じたっていうか、正直それしか選択肢がなかって感じかも。僕にはどうする力もないし、君にすがるしかなかった。でも最後に敵を君が吹き飛ばした時、僕はその時、君を信じたよ。僕は君を信じることにしたんだよ!」
本当に、僕にはあの選択肢しかなかった。階段を上っている時なんてジャックを疑い呪いたいぐらいに思っていた。
「そうか。」
少し嬉しそうな顔で頷くジャック。こいつもこんな顔するんだな。冷徹の鉄仮面かと思っていたが。
なんだか恥ずかしくて少し遠くを見たらーーー
「あれ!!」
無造作に積み上げられたガラクタの中に車が半分突き出ていた。
あのフォルムは完全に車だ!あとは動くかどうか、パーツなどがなければこのガラクタの中から探し出さなければならない。それもまた時間ロスにつながる。一番いいのはそのまま動いてくれればベストだ!
僕とジャックは積んでいるガラクタを退かし車を掘り起こす。
割と下に埋まっているので潰れてないかが心配だ!頼むからそのままでいてくれ!
「わしな、別に嫌いじゃないんじゃよ!異世界転生もの。」
「え?」
唐突のジャックの言葉に僕の手が止まった。またいきなり何を言っている?異世界転生もの?もしかしてラノベの!?こいつラノベとか読むの!?驚きなんだけど!!!
「昔、よく読んでたよ!自分もどーしようもない頃。現実から逃げたくての、いっそ死んで人生やり直したいぐらいじゃったからな。」
僕が読んで思う事とジャックが読んで思う事が、全くの別物であるとすぐに感じた。
僕なんかが感じたのはこのだらけきっているニート生活から解放して、異世界でカッコよく敵を倒したり、可愛い女の子からモテまくったりしたいなどと自分の下世話な欲望丸出しで全く努力もせず成功者になりたいだなどと考えているうつけ者の考えだった。
ジャックのはまるで違う!どういう経緯があったのか僕にはさっぱりわからないけど、ジャックのその顔を見ていると全く違うものだと思った。きっと想像できないきつい現実と戦って、今みたいに死ぬ思いから必死に足掻いてそれでも現実は厳しくて、きっと疲れてしまったんだろう。解放されたくなったんだろう。
「ジャックもニートだったの?」
でも僕は敢えて聞くまい。
「ぶっはっはっ!阿保!お主と一緒にするな!」
なんだニート仲間じゃないのか。しょんぼり。ニート仲間だったらいじってやったのに!
でもなんだかジャックは嬉しそうだった。
「さてと、こいつは動くんかの?」
「えーと、ちょっとまってね。いじってみる!」
まずはドア!僕は手にかけてあけてみる!ガンガンとなるだけで微動だにしない。
次に車体を思いっきり蹴ってみた!それでも車は動かない!逆に僕の足の方が痛かった。
その後色々いじってみたがウンともスンともいわない。全くエンジンがかからん。 どーすりゃいいんだこれ?すると
「やっほー!生きてる〜?」
遠くからローザの声がした!
「えええ!ローザ!お前何してんの?」
帰ったはずじゃないの!?お前危ないからってジャックに言われてたじゃん!何着てんの!ジャックが怒るぞ!
「いやいや〜〜!すごい爆発起きてたし!大丈夫かなぁっと思って追ってきたんだよぉ〜!」
「あぶねーから帰ってろよ!」
普通来なくない?爆発が起きててこっち来ますか?おバカなのかなこいつ。
「つれないなー!いいじゃない!なんだかお困りのご様子だし!力になるよぉ〜!なぁに?車?」
んんんん。大丈夫なのか?ジャックはなんも言わないし。あの表情なんなの?無なの?何考えてるかさっぱり分からんわ!
「嗚呼、旧式のな、ウンともスンともいわねーんだ!」
「こういう時はねー!刺激を与えてやればいいのさぁ〜〜!」
と言って車に近づくと、車に向かってのスタンガンをかましやがった!しかも改造しているのかかなりの電圧!バリバリバリっと音が響き渡る!
ええええええええ!
「何してんねん〜〜!」
ブォォォォォオ!
「ほら!かかった!」
「おおおおおお!すげーーー!」
「イェーイ!」
ローザのVサインが可愛かった。
ローザ曰くニューパラスの車は電気を通すと治りやすいらしい。普通の車じゃねーな!この街のは!
「すまん!助かるの!」
ジャックは静かに伝える。
「さて、お前を送らねばの。」
いいのか?これで、このまま守られたまま自分の罪から目を逸らして!
最初ジャックに怒られた時、酷く惨めな気持ちになった!情けない自分に悲しくなったし、恥ずかしかった。
でもジャックはこんな間抜けな僕を命をかけて守ってくれる。
その時思ったんだ!すごくかっこいいと!あぁ!昔僕が憧れたのはこんな風に生きてる人なんだって!そう思ったんだ!
「ジャック!ごめん!署にはいかない!」
ジャックは真剣な目でこちらを見つめる。
「罪を償いたいんだ!このまま逃げて、自分のケツをジャックに任せたままにさせたくない。もう甘えるのはやめたんだ!奴らを自分の手で倒したい!この事態を抑えたい!」
「・・・・・そうか。」
ジャックは静かに頷いた。
「それで〜、どーするんじゃ、奴らを倒すと言ったけど何か思いつくのかの?奴らの狙いや場所が分からんとまた追撃を食らうことになる。すでに遅れも取ってるしの」
「ん〜これが勢いとやる気は人生で一番あるんだけど、何も思いついてないんだよねー。」
本当に困った。こんなにやる気があるのに一体全体僕は何をどうすればいいんだろう?全く分からん。
「お主のぉぉぉ、はぁ〜〜」
露骨に呆れられた。ちょっぴり傷つくな、これでも豆腐メンタルなんだから慎重に扱ってほしいものだ!壊れたらどうするんだ!大変だぞ僕のメンタルが壊れると!さっきのバンビどころではない!全身が震えて出すぞ!
「なんだかよくわからないけどおめでとう!ルーカス!なんだかかっこよかったよ!」
事情を知らないローザが空気を読まず突っ込む!
「でも困った。どうすればいいんだ?正直何をすればいいかも分からん!」
勢いだけは有り余っている。
「んー。私思ったんだけどさ、ハルシステムの暴走はもうハルシステム事態を止めるしかないと思うんだよね〜〜!」
「なっ!なるほど!」
「ゲームと一緒でバグったら電源切ってみるのが一番でしょ!ルーカスのシステムも元を止めちゃえば意味なんてないでしょう!」
確かに!奴らはそのシステムを僕に止められるのことを懸念していたが、最終手段として元さえ止めちゃえばいい話か!
「でもどうやってハルシステムを止めるの?」
正直何も分からない僕。ちょっぴり恥ずかしい。電源なんて何処にあるのよ!
「ハルシステムのメインサーバーを落とすしかないね!遠隔じゃ無理だからサーバーの所まで行かないと。多分そこもセキュリティに守られてるから突破しないと落とせないんじゃないかな」
「奴らの目的がハルシステムを絡んでいる以上。ハルシステムを止めることは奴らを少なからず邪魔できるはずじゃ!」
なるほど、これで行き先も決まったようだ。
「だが、それはつまり敵がそこにいる可能性が極めて高い事を示している。わしの感じゃがほぼ百パーセントいると見て間違えないじゃろう。」
つまり僕たちの行き先が最終決戦の場所になるって事だな。ちょー怖いんですけど!
「な、な、なんで奴らが居ると思うの?」
僕は恐る恐る聞いた!
「確証はないがな、わしの経験とこの街の状況、そしてキーになるシステムの全てがそこにあるのじゃろ?十中八九奴らは居る。こういう時にはの。長年の感じゃがな」
いるな、これは!ここまで言われると絶対いるような気がして来たよ!僕も。
でもここで引き下がるわけにはいかない!僕は覚悟を決めて言う。
「じゃ行きますか!ハルシステムを止めに!!」
僕達は車に乗り込みエンジンをかけてた!
そのエンジン音が僕の耳にしばらく響き渡っていた。
これから戦いになるかもしれないって状況なのに何故だかエンジン音が妙に心地よく聞こえた!
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