第2話おみやげ

突然訪れた大切な人との大切な時間

風のように来て風のように去っていった

あっという間の幸せな時間

わたしの胸に残ったおみやげは

少しの寂しさととても大きな幸福


わたし達はみんな風のようなもの

誰かの胸に風を吹かせる存在

そして誰かの胸におみやげを残す

そんな存在


あっという間の時間は

あっという間だからこそ愛おしい

あっという間の幸せな時間を

胸に刻んでそっとしまって

わたし達は歩んでいく

そのおみやげはきっと 明日を生きる力になるから

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