心の十字架

アカサ・クジィーラ

プロローグ

今から4万年前、人類に心が生まれた。いや、むしろその前から心があったはずだ。でも、その心は”生きる”ための純粋な心、精神なのである。それから、身分制度などが生まれたことにより、ヒトとヒトを差別する心が生まれた。しかし、実際にヒトは大して相違はない。なぜこのようなことになるのだろうか?

それは、強者が弱者を見下すから、自らの精神を安定に保つようにするために弱者をいじめるから。それが人間の歪んだ欲望であり、汚くなった精神である。


これらが創りだしたのが、人間個々にある精神世界”プリズン”である。

この物語は、そんな世界に入り込んだ一人の女子高生と絆で繋がった仲間との

人間更生を目指す物語である。

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