葉月 涼

2つの色が重なった世界

それが僕に見える世界



ひとつの色は普通にみえる世界


1つは音が色づき見える世界


そんな2つの色がかさなり見える僕の世界



聴こえる音と音の色は似ている時もあれば違う時もあった


歌う時、聞いてる時

見える世界と音で幸せになった


でもある時から音が色づくことが無くなった


今まで見えていた世界が急に味気無いものに変わり

前を向くことも出来なくなった


今までの世界は悲しくても

色が、声が、音が

僕を支えてくれた


でも、今はもう1人きり

たとえ目を閉じても


僕を救う色はない

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

葉月 涼 @kiminokoe

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ