<プロローグ>まるで夢物語
『夢』と『奇跡』と『幸せ』という3つの言葉。
今、読もうとしてくれている方々はきっと『??』って感じになってるはずだ。
こんな言葉を冒頭から出されて不思議に思ってしまうのは当然。
だか、この物語にはどうしても必要な言葉なので、そのまま目を通してくれるとありがたい。
そして、この言葉を言われて頭の中に思い浮かぶことと言えば、誰もが夢物語だと思ってしまうだろう。
そして『夢』に関しては捉え方が2つあると思うが、それは誰もが分かっていること。
1つは、叶えるための『夢』であり、誰もが一度は持ったことあることだろう。
似たような言葉?で『憧れ』も夢の一種だと思ってるので、それを踏まえても夢というのを持ったことがない人は存在しないと思う。
誰にだって憧れることはあるし、それを否定する必要なんてないから。
夢を持つことは生きる為には必要不可欠な物である。
それを否定する人は夢に挫折をしたか、まだ夢や憧れに到達してないんだと思うが、どっちにしても自分の夢や憧れを他人に言われる筋合いなんてない。
ただし、例外もあるが大体予想はつくだろうから、これは敢えて言わない。
そして、もう1つは寝ている時に見てしまう『夢』である。
寝ている時の夢というのは、自分の思うように見れるものではないのは、誰もが体験していることだ。
時には自分の思いのままだったり、ある時は見たくもない嫌な夢だったりと、経験をしない人はいないはず。
あまりの恐怖に勢いよく起きることもあるだろう。
けど、この物語の主人公はどっちでもないのかも知れない。
まるで、何かと誰かに導かれるような感じの夢。いわゆる、予知夢に近いのかも知れない。
いや違う、予知夢は起きることが見れるから予知夢で、今の主人公にとっては回想というのが正しい。
けど、回想もまた違う気がした。
では、これを何というかと言われたら思い浮かばないのだ。
語彙力がないっていうのもあるのだが……
先ほど、『何かと誰かに導かれて』と言ったが『何か』に関してはこの主人公の『奇跡』と言うだろう。
そして『誰か』というのはこの主人公からしたら1人だけ。
それは、主人公が全身全霊を掛けて一途に愛しぬいた女性のこと以外には存在しない。
なんせ、他の女性に目もくれることもなかったくらいに溺愛していたのだから。
それだけ、その女性は主人公に愛されていたのだ。
その女性も主人公を同じくらいに愛していたと思う。
その答えは、物語が進んでいけば自ずと解ること。
そこでだ。この『奇跡』という言葉は人によっては意味合いが変わってくる。
では、この主人公にとっての『奇跡』とは一体何なのか?
この物語を演じる、いや経験した主人公がいずれ語ってくれるだろうから今ここで明かす必要はない。
他の人にはそう思えなくてもこの主人公にとっては『奇跡』だったのだから。
それは、誰にもその事を否定も出来ないし出来ることではないのだから。
最後に『幸せ』に関してはそのままの意味であり、この後にも語るだろうからここでは敢えて言わないでおこうか。
何事にも順序っていうものがあるから。
なんでも先に言ってしまっては、とてもではないが勿体無い気がするから。
この物語は、主人公が人生において最高の時を過ごしたあの頃のこと。
振り返ってみれば毎日が楽しくて仕方がなかったあの頃。
後ろを一切振り向くことなく、とにかく前を向いて走り抜いた高校時代のあの青春を謳歌した日々。
2人がふとしたことで出会い、それから色んな人達に支えられ、時にはすれ違う時もあった。
そして、2人の想いは成就する。
恋愛の神様に愛された2人に拒むものなんて、存在しないのではないかと思わせるほどに2人は周りから寵愛されていた。
『夢』と『夢』と『奇跡』と『幸せ』が織り成す、主人公と主人公に一途に愛された女性が周りを盛大に巻き込み、青春を謳歌した時とその後の物語である。
その後の物語にはどんな結末が2人を迎えるのか?
この物語を読んでくれる人はどんな結末を迎えるのか想像してもらうのもいいかもしれない。
ハッピーエンドなのか?それとも……それは主人公しか知ることないこと。
全てが明かされた時、主人公はどうするのか?
これが、フィクションなのか?ノンフィクションなのか?それか2つが入り混じった物なのか?
どこが本当で、どこが作り物なのか。
そんな、ちょっとしたミステリーっぽくなる言い方はしてるが、ちゃんとした恋愛物語なので安心でして欲しい。
誰に言ってるかは判らないが………
さてと、ごたくはそこまでにしてそろそろ始めようか。
『夢』と『夢』と『奇跡』と『幸せ』が織りなす夢物語のような物語を。
ここだけは、誰の世界でもない。あくまでプロローグ。
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