第3話 ナス
キッチンに立つねえさま。
おもむろに野菜室を開ける子供。
「ナス食べてもいいですか?」
「ダメです」
学校にも上がらない子供の丁寧なおねだりに、丁寧にダメ出し。
焼いたり、お味噌汁も漬け物も美味しいから、そのままでも美味しいと思ったのかもね。
さすがにナスは、そのまま食べちゃダメだったみたい。
野菜室の全てのものが、そのまま食べられないことを知ったのね。
覚えてない記憶。
幼い自分の野菜好きを知らされて。
笑う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます