　それは寝ようと勢いよく敷布団に横になった時でした。左脚からの着地方向が良くなかったのか、左膝がゴリという感触と共に亜脱臼しました。それと同時に悶絶する痛みに襲われて、私は亜脱臼した脚を曲げて抱えながら体を縮こまることとなりました。

　まず、亜脱臼というのは骨が正常な位置からずれることで、一度脱臼すると、何度も起こりやすくなってしまうのです。

　私はひょんなことで亜脱臼を経験してから、今回にいたるまで何度かしていて、痛みには慣れていたので夜中に叫び声をあげる失態だけは回避できました。親にどれくらい怒られるのわかりませんからね。

　ですが、問題はずれた膝を戻す事にあります。戻すときは自分で脚を伸ばさなければいけないので、その痛みに耐えなければいけないのです。

　今回は一度トライして痛みに耐えかねて戻すのをやめた事で、その痛みに恐怖を覚えてしまって二度目のトライが本当に怖かったですね。

　それでも痛みに耐えて戻したわけですが、できればもうはずれて欲しくはないです。

　本当に痛いんですよ、これ。

　亜脱臼って足をつるイメージに近いですね。その上位互換だと考えるとわかりやすいと思います。

　さて、亜脱臼の経験無い場合にはこんなに簡単にはずれないとは思いますが、お気をつけてください。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい