第二部登場人物紹介

登場人物紹介2

伏見双魔ふしみそうま

 本作の主人公。黒と銀が入り混じった髪がトレードマーク。瘦せ型。澄んだ蒼い瞳とは対照的に何時も気だるそうな顔をしている。

 ひょんなことから謎の魔剣ティルフィングと契約を交わし様々な騒動に巻き込まれる破目に。

 ”選挙”中、グレンデルの一撃により生死の境を彷徨うが、それが原因で「白銀の乙女」に変身する謎の力が発現する。

 今回は両親からの電話をきっかけに帰郷することになるが……。


◇ティルフィング

 双魔の契約遺物。

 漆黒の髪と深紅の瞳が特徴的な無邪気で可憐な美少女。食べることと契約者である双魔が大好き。

 人間態でも非常に高い戦闘能力を誇るが、有事の際には真の姿である黒き魔剣の姿で双魔によって振るわれる。過去の記憶をほとんど失っており、前髪で隠れた右眼、他の遺物たちと面識がない等謎多き存在でもある。

 双魔の謎の変身の原因の何らかの要因を秘めているようだが…………。

 今回は初めての日本にドキドキワクワク、興味津々。



左文さもん

 双魔の両親に代わって彼の世話をする傅役。小袖と割烹着の似合う妙齢の美女。

 心配性でいつも双魔のことを心配しているなるべく口にせず(本人はそう思っている)双魔を見守っている。

 


六道鏡華りくどうきょうか

 帰郷を「面倒」と言った双魔が観念して日本に帰る決心をした決め手となった人物。

 長く艶やかな黒髪、斜めに切り揃えた前髪と赤い曼珠沙華の髪飾がトレードマーク。和服の似合う嫋やかな美少女。大日本皇国国立魔導学園、遺物科二年。

 京、東山、六道の辻に居住する。双魔とは顔見知りのようだが……?

 契約遺物は”裁きの冥鏡”浄玻璃鏡。



浄玻璃鏡じょうはりのかがみ

 六道鏡華の契約遺物。

 極東の地獄における最高神にして裁判長、閻魔大王の所持する神鏡。死人の生前の姿、引いては現世の過去と現在のすべてを映し出す。

 容姿は本文に詳しい。寡黙。その場の景色に溶け込むように佇むか、座っていることが多いが偏屈というわけではない。



風歌剣兎かぜうたはやと


 双魔の友人、大日本皇国法務省公安調査庁対魔導課の次席。要は帝直属の陰陽寮とは異なる政府の魔導系組織の実質的トップ。若きエース。

 土御門十二分家が一つ”風歌家”当主。今回は京の夜を騒がせる怪事件解決に精力的に奔走する。



幸徳井檀かでいだん

 土御門十二分家が一つ”幸徳井家”当主代理。陰陽寮所属、洛中警備課長、主任。

 角刈りの似合う真面目な青年。幸徳井梓織の兄。

 年の瀬の京を騒がせる怪事件解決のため双魔たちに協力を求める。



花房紗枝はなぶささえ

 ”風歌家”の分家出身の陰陽師。陰陽寮洛中警備課第十四班班長。

 肩で切り揃えた黒髪に、メタルフレームの眼鏡似合う女性。

 厳戒態勢の京を歩いていた双魔を不審人物として逮捕するが、のちに誤解は解消され、檀と共に双魔たちの協力を仰ぐ。



賀茂葱子かもねぎこ

 土御門十二分家が一つ”賀茂家”の当主。土御門の長老。

 小柄な老婆で、狩衣姿におかっぱ頭。編み笠を被り、清明桔梗の描かれた面布を着けるという変わった風体の人物。事件解決の鍵を握る。



賀茂春日かもかすが

 葱子の孫。”賀茂家”次期当主。

 胸元辺りまで伸ばした黒髪を二つ房に纏めて両肩の前に垂らし、白い陰陽寮の制服を着こなす美人。

 祖母の命により双魔たちに協力する。疲れた表情を浮かべていることが多い。



土御門晴久つちみかどはるひさ

 土御門宗家当主、陰陽頭、”清明の再来”と謳われる希代の陰陽師。魔術協会の定める序列は世界四位。

 双魔の父の友人。案外、茶目っ気のある人柄。



◇蒼と白の少女

 ベルナール=アルマニャックを暗殺した謎の少女。

 純白のドレスを身に纏い、つば広のキャペリン帽を目深に被る。燃え上がる炎のような蒼髪が特徴。

 とある人物の命を受け、京の町に暗躍する。

 



※当然ながら他にも登場人物はいますがこれ以上はネタバレにかかわりますのでご容赦をば。


 


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