第5話「市長と神主と人面魚」
翌日の朝6時。
前田巡査は、県立公園のパトロールで自転車で公園内を回っていた。
先日「口裂け女」に殺された吉野巡査は彼の同期だった。
以前ならこの時間帯はジョギングや、公園を通って通勤や通学などで行き交う人が少なからずいた。
だが、今は遠回りだとしても誰もが公園を避ける。
前田巡査も、仕事でなければ回りたくはなかった。
―早く帰りたい。
自転車をこぎながらぼやんりとしていると、池と池の間の道に、白い物が見えた。
―なんだろう。
前田巡査は自転車をこぐスピードを上げて近づいた。
次第に見えてきた。
―人だ。人が倒れている。
前田巡査は池の間の道に着くと自転車を停めて近づいた。
裸の女が横たわっている。
顔の横には、ハンディカメラが落ちている。
「大丈夫ですかっ」
すぐに女の脈をとる。
死んでいた。
改めて、女の顔を見た。
「おえーっ」
前田巡査は吐いた。
女の顔はパンパンに腫れあがり、ぐちゃぐちゃで、裸でなければ性別さえ分からないくらいであった。
事件の一報を受けて駆け付けた市川警部補は、
―くそ。なんでまた。
市川警部補は、内心で独り言ちた。
またも朝から駆り出され、しかも三人目の犠牲者が出た。
正確には三つの事件は別々なのかもしれないが、
市川警部補にとっては同じ事だった。
これで犯人が捕まらないとなれば、世間から警察は何をやっているとなる。
上司の苦虫を噛みつぶしたような顔が目に浮かぶ。
―静かに定年を迎えたかったのに。
村田巡査部長を憐れんでいる場合では無くなってきた。
―ふう。
ため息を一つついて、頭を切り替える。
犯人さえ捕えまれば済む。
自分にそう言い聞かせた。
被害者の顔を見る。
異常者の仕業。
市川警部補は、そう思った。
女をあんな風に暴行出来る人間はそうはいない。
しかし、この被害者の女は一体何をしていたのか。
それも気になるところだった。
立て続けに死亡事件があるようなところに、夜中にわざわざ他県からくるとは。
しかも、あんな格好で。
そばに落ちていた衣服を見て市川警部補はそう思った。
―まるで変質者に襲って下さいと言ってるようなもんだ。
「おっとこういうのもセクハラになるのかな」
市川警部補は声に出して言って、苦笑した。
今回の事件を受けて、K県警に本部が置かれることになった。
前回の二件の事件との関連性は不明だが、所轄からは市川警部補が派遣され、
引き続き、全ての事件を統括的に捜査することになった。
市川警部補は、本部で捜査資料に目を通していた。
女の身許が分かり、市川警部補は呆れた。
「命懸けですることかね」
近くにいた若い刑事が答えた。
「僕、結構可愛くて好きだったんですけどねー。もったいない」
「そうかい。そりゃ残念だったな。しかし動画配信てのはそんなに儲かるもんなのかい?」
「警部補ご存じないんですか?売れっ子はそこらの芸能人より稼ぎますよ」
「そうか。被害者はその辺はどうなんだい?」
「それなりに人気が有りましたからね。結構稼いでいたんじゃないですかね」
「そんな売れっ子でも、あんな危険を冒すもんなのか?」
「うーん。彼女の場合それがウリでもありましたし。それに、常に新しい動画を上げていかないと、すぐに他の人間にとって代わられてしまいますしね」
「意外にシビアなんだな」
「そうですね」
市川警部補は手元の資料にまた目を落とした。
何度見ても犯人の目的が分らなかった。
公園の駐車場に停めて有った被害者の車からは鍵がかかっており、財布などが見つかった。
近くに落ちていたウエストポーチからはスマートフォンと、車の鍵が出てきている。
何も取られているものはないようだった。
暴行して、裸にしたにも関わらず性的な行為は認められなかった。
ただし、被害者のハンディカメラを使って裸の撮影はしている。
解せないのはその後だった。
カメラを持ち帰るでもなく、その場に置いている。
女に興味が無いのならば、何故カメラに収めたのか。
それならば何故、裸にしたのか。
解からない事だらけであった。
しかし、ひとつだけ手掛かりがあった。
ハンディカメラに犯人が少しだけ、映り込んでいるのであった。
犯人がハンディカメラを置いて去る際、録画がそのまま続行されていたのだ。
暗闇に消えていく、軍服にマント姿の男の姿が。
警察は変質者による殺人事件として、この男の情報公開をすることにした。
高野恵美殺害事件から、一週間が経った。
手掛かりは全く無く、県警本部にも焦りが出ていた。
「口裂け女」の事件の時と同様に、周辺の防犯カメラには、
軍服姿の男の映像等は一切映っていないのであった。
寄せられる情報もガセばかりで、役に立つような情報は皆無であった。
被害者が動画配信でそこそこ名前が売れていたこともあり、
報道もかなり過熱していた。
匿名掲示板
―エミちゃん殺されちゃったね。
―マジ犯人殺してーあの子おっぱいデカくて好きだったのに。
―草。最低だな。
―それにしてもあの公園やべーな。
―確かに。
―エミちゃんヤったの赤マントの男でしょ?
―そうなん?
―軍服でマントしてたんだっけ?
―らしいよ。
―マジか。赤マントの男って女の子暴行して殺すんだっけ?
―じゃあ、まんまじゃん。
―それな。
―次、何が出るかな。
―昔、あの公園の池にも人面魚出るって話有ったけど。
―人面魚w
―色んなもん出てくるなw
―それ、人死なないやつね。
―人が死んで人面魚になるんだっけ?
―金色の鯉で結構人の顔っぽいのが居るんだよ。
―へー。知らなんだ。
―でも、人面魚で人が死んだら・・
―死んだら?
―マジで呪われてるかもね。
―だからマジレスするとなんで死ぬんだよw
―喰われるとか?
―いや、こんだけ人死んでたらもう呪われてるだろw
―そっかw
―それなすぎるw
三つの事件に対する警察の捜査には、何の進展もなかった。
そんな中K県県知事と、県立公園のあるY市の市長による鎮魂式が行われる事になった。
場所は県立公園の上の池と中の池の間、高野恵美が殺害された場所であった。
県知事選と、市長選、W選挙を控えてのそれぞれのアピールの意味合いが強く、
遅々として進まない捜査に対する、市民からの批判をかわしたい、
そんな思惑が両者から透けて見えた。
鎮魂式には県の職員と、市の職員、公園近くの神社の神主、
少人数のマスコミ関係者、護衛としてK県警が加わる事になった。
その護衛の中に、市川警部補は加わる事になった。
Y市の市長、木田文代は暗澹たる気持ちで有った。
原因はM県立公園の事である。
この公園は、元々農業用水の溜池として整備してあったものを、
1950年代に失業対策の一環として公園整備事業を行い、1954年に県立公園としてスタートした。
日本の桜の名所100選にも選出され、春は花見客で賑わう。
公園の主な収入源は、園内に一つだけある小さな売店の売上と、
野球場、サッカー場、テニスコート、これらの時間貸しによるレンタル料、
夏季限定の小さな市民プールの入場料。
これらのみであった。いずれにしても微々たるもので、県立公園とはいえ、維持費の負担は、4割ほどY市の側でも持っている。
公園の経営そのものは、当然赤字である。
30年ほど前、公園を無くし大手のマンションデベロッパーに敷地を売却する話が持ち上がった。周りは元々閑静な住宅街で、土地の価格が高騰していた。
Y市の財政は当時も今も逼迫している。
Y市全体からみれば大きな金額ではないとはいえ、
常に赤字を垂れ流す公園よりも、
新しい市民を迎え、新たな住民税と多額の土地の代金を得たい。
そんな思惑が市にはあった。
だが県からの反対に遭い、計画は頓挫した。
県の言い分は以下の様な物であった。
まず、桜の名所であることから市の観光収入になっている。
二つ目に、Y市の取り組みとして市民当たりの緑地面積の向上に取り組んでいるが、緑の多いこの公園を無くすことは、取り組みに対して逆行するものである。
三つ目に、広域避難場所としての有用性。
これらを理由にして反対を表明したのだ。
そして、15年ほど前には公園の全面改修工事まで県主導で行われた。
だが、歴代のY市長達はこれには反対の意見と材料を持っていた。
まず、観光収入である。
ほとんどの花見客が、市内からの客であるという事。
近くには店らしい店もなく、とてもではないが観光収入などと言えるほどのものはない。
それどころか、近隣住民とのトラブルや交通トラブルを避ける為に、警察官を毎年配置して、余計な出費を負担している。
二つ目には、緑の多さはほぼ充足しているという事であった。
三つ目も、近隣には小中高のそれぞれの学校が複数あり、
避難場所は十分確保されている。
―県の連中は何も分っていない。
木田市長は、公園の土地売却事業の推進派の一人であった。
だが、最早この公園の土地を買う様なデベロッパーは現れないであろう。
三人もの人間が立て続けに亡くなり、うち二人に関しては、
明確な殺人事件である。
そんないわく付きの土地を買うバカなデベロッパーはいない。
県の横槍がどうこうなどという話では無くなってしまった。
そんな折、県から鎮魂式の話しが出た。
選挙のアピールに使うつもりなのは分っていたが、
乗らないのは損だと思い、木田市長は参加することにした。
参加表明はしたがものの参加早々、木田市長は不機嫌になった。
ただでさえ事件の事で頭が痛いのに、段取りはY市の方でやってくれという話しになったからだ。
急な話でもあり、面倒なので神主の人選なども適当に行った。
―こんなものは、形式的なものでよい。
木田市長はそう考えた。
そこまで考えて、木田市長は汗を拭った。
―それにしても、暑い。
自らのトレードマークのピンクのスーツが、煩わしく感じた。
何気なく左手の中の池の方を見ると、ピチャッという音がした。
そして魚が跳ねたのが見えた。
池には、鯉、モツゴ、外来生物のブルーギルなどの魚がいる。
鯉は70センチから80センチクラスの大きいものが居るが、
それ以外は比較的小さい魚ばかりだ。
その小さめの魚が跳ねている。
見ているうちに、魚の跳ねる数が増えてきた。
最初は数匹だったのが、十匹、二十匹と増え、そして跳ねる魚のサイズも、
段々と大きくなってきたように思えた。
神主を務める事になった、田中肇は暑さでまいっていた。
神主の衣服が、全く涼をとれなくしている。
そもそも田中は、神主とは名ばかりで、神主の衣装もそもそも着なれていない。
実際は近所の地主で有り、自分の土地にある神社も小さな祠と、
鳥居が有るだけで、ほったらかしで有る。
神社庁に届け出してあるだけの、言わばなんちゃって神主である。
今回引き受けたのも、市政に恩を売っておくのも悪くはない。
ただそれだけであった。
今年で六二歳になるが、祝詞を上げたのは二〇代の頃に一度やったきりだ。
手にはあんちょこを持っている。
とりあえず読んで、お茶を濁すつもりであった。
神主である、自分を筆頭に後ろに県知事と市長、県と市の職員、護衛の警察官、
マスコミ関係者となっている。
先頭なので、あんちょこも目立たない。
「う、ううん」
一つ咳払いをしてから、もったいぶって、
鎮魂祝詞(みたましづめののりと)をあげ始めた。
「かしこやうちなびく、あめのかぎり。たふときろかもうちつづくをつちのきはみ……」
市川警部補は今回の話を聞いた時、またしても損な役回りが回ってきたと思った。
夏の炎天下の中で、スーツ姿での護衛。
話を聞いただけでくらくらした。
市と県の職員は半袖なのにである。
実際、現場での暑さは想像以上だった。
馬鹿馬鹿しい市民へのアピールで、熱射病にでもなったら目も当てられない。
そんな風に思いながら、市長を見た。
すると何か違和感を感じた。
左手の池の方を熱心に見ている。
何か気になる事があるのだろうか。
見ると、池の魚が跳ねたのが見えた。
―市長が見ているのはあれか?
市川警部補は、趣味で釣りをする。
魚が跳ねるのはよく見るが、実際に何故跳ねるのかは分からない事が多い。
確実なのは、何か敵から逃げている時だ。
但し、跳ねたからといって必ず逃げられるという訳でもない。
見ていると、跳ねている数が増えていく。
大きな魚も混ざっている。
ぼちゃ。
ばちゃ。
他の人間も気付き始めた。
跳ねている魚の数が、見る間にどんどん増えていく。
ばちゃ。
ばちゃ。
ぼちゃ。
異常だった。
今や、全員が左手の池の方を見ている。
いや、一人だけ見ていない人間がいた。
神主だけが、祝詞に集中し見ていない。
「……あまてらすくにてらすすめおほみかみとたたへまつ……」
ひと際神主の声が高くなったように聞こえた瞬間。
ドン!ザバッ!
爆発音の様な音と共に、左手の池から黄金色に輝く、一〇メートルはあろうかという鯉が飛び出してきた。
その場に居た、神主を除く全員が見た。
金色の鯉の横顔は人間のそれだった。
その鯉は、左手の池から右手の池へと向かってジャンプし、その途中に居た、
神主の上半身を、咥えた。
ざばん。
大きな音と、バカでかい水しぶきを上げて右手の池に金色の人面魚は消えた。
「きゃー」
市長の声が響いた。
見ると、市長とその隣に居る県知事は、血まみれになっていた。
両者の前には、下半身だけの神主の体があった。
市川警部補は、すぐに両者の元に駆け寄り拳銃を抜いた。
「大丈夫ですか。お二人共、早く池から離れて」
二人を自分の背にしつつ、下がりながら部下に二人を任せた。
現場はパニックになった。
「全員を池から遠ざけろ!」
池の方を向き拳銃を構えながら、市川警部補が叫んだ。
警察官以外が、我先にと池から離れようと駆けだす。
市川警部補も、背を向けて駆けだしたい衝動を我慢し、
拳銃を構えながらじりじりと下がった。
全員が池の周りから退避し、数分が経った。
警察官数名で、池を遠巻きに見ている。
「あっあれは」
一人の警察官が池の方を指さした。
何かが浮いてきた。
血であった。
静かに、放射状に血が広がっていく。
続けてぷかっと浅葱色の何かが浮いてきた。
それは無残に喰い千切られた、神主の上半身だった。
「おい。管理事務所に行ってすぐに池の水を全部抜かせろ」
市川警部補は、自分のすぐ近くにいた警察官に命じて拳銃を収めた。
残された神主の、下半身の側まで行きたいがあの超巨大な人面魚がいつ出てくるか分からない以上、放っておくしかなかった。
市川警部補は、今見たものが信じられなかった。
―あんなバカでかい鯉がこの池に居るだなんて。それにあの顔は。一体何がこの公園で起きているんだ。
「あれは一体なんですか」
池の方を見ていた市川警部補が振り向くと、神主の血で真っ赤に染まった市長だった。
もうショックから立ち直ったらしく、
―流石は、Y市の鉄の女。
市川警部補は内心舌を巻いた。
―こっちが聞きたいくらいだよ。
市川警部補は、一瞬言葉に出しかけたが止めた。
「分かりません」
代わりにそう言った。
「分からないって・・捜査していたんでしょう?」
「勿論です。ですが、あのような物を捜査していた訳ではありません」
市長が何か言いかけた時だった。
「お話中失礼いたします。市川警部補よろしいでしょうか。」
「ああ構わん」
管理事務所へ水を抜くように指示しに行かせた警察官が、戻ってきたのだ。
「管理事務所の話しでは、池の水を全部抜くには、二、三日かかるそうです」
「何?そんなにかかるのか?」
「はい。とりあえずすぐに手配はさせましたが」
「そうか。ご苦労様。では、市長をお車までお送りして差し上げてくれ」
「はい」
まだ何か言いたげな市長を、市川警部補は体よく追い払う事が出来た。
そして、別の警察官を呼んだ。
「全員帰らせてくれ。それとマスコミ連中には、今日の件に関しての報道は、報道規制するように要請してくれ」
「分かりました」
市川警部補は、指示を出し終えると、無線を取り出した。
「こちら、K県警T警察署の市川警部補。応援要請願います。県立M公園にて、死亡事件発生。公園全体の封鎖を至急願います。繰り返します……」
一時間後。
K県警本部から、警察官20名が緊急配備された。
最初に警護に当たっていた20名を加えて、総勢40名になった。
―足りない。
市川警部補はそう思った。
公園自体が巨大で、あちこちに出入口がある。
規制線を張るだけでも、かなりの時間を要する。
最低でもあと10人は欲しい。
「市川警部補。指示を下さい」
応援に来た警察官の一人が言った。
「うむ。応援にきた連中全員に伝えてくれ。絶対に池に近づくなと。いいか絶対にだ」
「はい。ですが……あれは……」
すぐに市川警部補は悟った。神主の二つになった死体の事を言いたいのであろうと。
「神主の死体のことかね。なんとかしたいのは山々だが、そのままだ。二次被害は出せん。それに、いや何でもない」
死因も状況も全部把握している。
そう言いかけて市川警部補はやめた。
「後は、規制線をしっかりと張ってくれ。誰も公園内に入れない様に。今のところは以上だ」
「はい」
警察官は返事をして、規制線を張りに行った。
三日後。
三つの池の全ての水が抜けた。
警察の考えでは、可哀想だが池に居る魚の類には全部死んでもらうつもりであった。
通常ならば、一つ一つ別々に池の水を抜き、生き物達を水が有る方へと移し替えていく。
だがもしかしたら、他の池にもあの巨大な人面魚がいないとも限らない。
そう考えると、やむを得ない処置で有った。
市川警部補を先頭にして、まずは上の池、神主の死体が浮かぶ池に、人員を20名配置する事になった。
市川警部補の提案で、全員が拳銃を構えた状態での捜索になった。
だが、その必要は全くなかった。
泥の残る池には、腐乱した神主の上半身の死体が、後は精々20センチほどの魚が、力なく横たわっているだけであった。
状況を確認すると、すぐに全員が池から上がった。
真夏の炎天下の中、三日間放置された死体がとてつもない異臭を放っていたのである。
地上に残されていた、下半身の方も同様であった。
何人かの警察官が嘔吐していた。
市川警部補らは残りの二つの池も調べたが、どちらの池からも巨大な人面魚は発見されなかった。
―そんなバカな
市川警部補は絶句した。
目撃したのは自分だけではないのだ。
危険な生物は何も居ない。
しかし、神主が死んだのも紛れもない事実であった。
結局、事件に一定の目途が立つまでは、公園を無期限封鎖する事となった。
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