第22話 僕がしてあげれること 第二章 完

僕は転校してきた美人な女の子に幼馴染と言われ、観覧車の中で告白をされた。 

しかも、南さんは泣いている。

「えっと。その。ごめん。いくつか質問させてほしいな。」

僕は早く答えを言ったほうがいいとわかりながら聞きたいことがあった。

「うん。いいよ。」

涙を拭いながら答えてくれた。

「その、いつから僕の事、好きだったの?」

「そんなの、小学校のときからずっとだよ!

私は泉くんと遊んでても何してても楽しかった。

しかも小さい頃私達、付き合おうねって約束したんだよ...」

南さんが言っていることはホントのことなんだろう。

そして、僕は南さんと幼馴染だったということを忘れていた。

そんな僕にできることは一つしかない。

僕の中で答えは決まっていた。

「うん。僕も、南さんと付き合いたい。

   僕も幼馴染と付き合いたいな。」

そして僕はえへへと笑った。

ちょっと照れくさかった。

そして南さんは満面の笑みで僕に抱きついてくれた。


ちょうど観覧車はてっぺんだった。


第三章 完


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