第13話 ナイスミドル

はい到着!

ベルのおうちでっけースケール的には国会議事堂だよもう。

まあ国会議事堂なんて生で見たことないけどね。

貴族様って儲かるんだね〜庶民の私にはわからん次元のものだわ。

取り敢えず大人しくしてよ.......なんか壊したりしても弁償できないもん(泣)



「ヒナ、私は先に着替えてくる。ロールクがヒナに合うドレスを用意しているから、この部屋で待て。」


「わんっ!じゃなかったうん!」


待て!なんて言われたら誰でもわんって言っちゃうよね〜条件反射ってやつよ。ね?

え?違う?



「お嬢様、お待たせ致しました。ご挨拶が遅れまして申し訳ありません。執事長のロールクと申します。お嬢様のお名前をお伺いしても宜しいでしょうか?」



「こりぇはごちぇいねえにありあとござます。ヒナと申しましゅ。よろちくお願いしましゅ。」



ダメだこりゃ。

幼児に丁寧語は無理。

それにしてもロールクさん、タイプど真ん中なんですけど〜おじ様って呼びたい。

慌てるとバタバタしちゃうとこも.......好き(照)

.......おじ専で悪かったな!

やっぱり執事は黒髪イケメンよりシルバーイケおじよね!



「これはこれは.......ご主人様が気に入るはずですね(ボソッ)ではヒナ様もお支度を致しましょうか。ささ、こちらに。まずはお風呂に」



はっ!妄想してるうちに全裸に.............なんて早わざ?!

.......恥ずかしくないのかって?幼女に羞恥心なんてねぇよ!

どうせ、つるぺたですよ〜ふんっ!

はぁーにしてもおじ様の手技半端ないにゃ〜極楽極楽♪


「ふふ、気持ちよかったですかな。今回は急でしたのでオーダーメイドではありませんが、手触りの良いものを選ばせて頂きました。ヒナ様の髪色に合わせて、小物類もピンクで揃えております。」


ほわぁ可愛いドレス〜レースたっぷりでフリフリしてる。

前世でもドレスなんて着る機会なかったんだよね.......。


「かわいいねぇ!」


「はい!とってもお可愛らしいですよ、ヒナ様。」


んえ?私?!

いやぁベルにも引かれるくらいの容姿ですが何か?

ロールクさん.......優しいなぁ(涙)

あっそうだよ見たくないけど見てみたいから鏡探してたんだった。


「ローリュ、ローリク.......ローリュキュしゃん(泣)鏡ないでしゅか?」


「ふふ、呼びやすいようにお呼びください。鏡ですね、少々お待ちください。.......どうぞ。」


「ローしゃんありあとー」

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