10月24日 輝血の実

 か : 神無月かんなづき

 か : 神在月かみありづき

 ち : 地を訪ね

 の : 望んだ願い

 み : 実を結びけり


 輝血かがちとはホオズキの別名。そして、八岐大蛇ヤマタノオロチの目を輝血と言い、これに由来するそうです。ホオズキのような赤い目だったんですね、八岐大蛇。かわいいホオズキも、とんがった先っぽと、しわのメラメラした感じが大蛇の目だと思うと怖いですね。


 神無月は、日本全国の神様が出雲大社に集まって会議をされるので、出雲では逆に「神在月」といいます。

 出雲大社には大国主大神が祀られています。国造りをした神様で、因幡の白兎を助けたお話は有名です。そして縁結びの神様です。


 かつて、女性の結婚の時期は「クリスマスケーキは25日になると、安売りになる」という事にたとえて、「24歳までに嫁に行かないと、安売りしないといけなくなる」と言われておりました。

 そんな中、私は1月に25歳の誕生日を迎え、彼氏もできぬまま、秋を迎えてしまいました。「出雲大社に参拝した人たちが、次々に結婚している」と母が会社で聞いてきたので、ここはひとつ、神様にお願いしに行ってみようということになりました。


 御本殿のしめ縄は驚きの大きさで、ものすごく太いです(かつて、髪が多い私のみつあみは出雲大社のしめ縄のようだと言われたことがあります)ここで神様に、しっかり、良いご縁をお願いしました。 

 御本殿の周りを歩くと、空気が違う感じです。伊勢神宮とか、熱田神宮に参拝した時もそうでしたが、何か違いますね。何も考えずに11月に行ったのですが、旧暦の神在月で、ちょうど「神在祭」の期間中でした。ここに日本中の神様が集まっているのかと感無量! この期間だけですが、全国の神様のお宿となる十九社に参拝させて頂けたので、ここでも良いご縁をお願いしました。この神様の会議では、誰と誰を結びつけるかも決めるのだそうです。


 おかげさまで! おかげさまで! 11月の終わりごろの参拝でしたが、1月の初めに運命の出会い、2月に結婚を決め、9月に結婚式という信じられないほどのスピードで進んでいきました。その相手が主人なのですが、さすが、神様が選んでくださったお相手。今もとっても幸せです。

 あまりにすごいので、友達にこの話をしました。すると、翌年6人で参拝したそうですが、次の年に3人が結婚しました。


 別に結婚なんてと思っている方も、縁結びは結婚だけではないらしいですから、Go Toを使って、Go To出雲大社はお勧めです。参拝の作法ですが、「二礼四拍手一礼」で、拍手の数が多いです。御本殿の後ろには、八岐大蛇を退治した須佐之男命スサノオノミコトが祀られています。

 それから、旅と言えばグルメははずせません。出雲そばがとってもおいしいですよ。



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