第10話 新しい朝
突然だがここで問題。テレン♪
俺は今家を出てすぐのところのコンビニ前で突っ立っています。それはなぜか。
答えは簡単。
「おはようユウ君。待たせちゃったかな?」
「そんなことはないぞ、おはよう有希乃。」
愛する彼女とともに学校に行くためだ。
実は俺と有希乃の家が意外と近いことが判明。お互いの家には歩いて五分ぐらいで行くことができる。
そこでお互いが通るこのコンビニを待ち合わせ場所にして一緒に学校へ行こうという話になったのだ。
――は?のろけるな?無理言うんじゃねぇよ。お前らも同じシチュエーションになってみ?絶対分かるわ。
「じゃ、行こっか!」
「おう。」
なんかすげー緊張するな...。でもいらぬ争いは生みたくないが学校でも有希乃は俺の彼女ですってアピールしておけば学校の奴らも変な手は出すまい。
...あれ?俺ってば独占欲強くない?
すると突然有希乃が俺の腕に抱きついてきた。まぁこうなると必然的に彼女のふくよかなものが二つ、腕に当たるわけで...。
「あ、あの...有希乃さん?当たってるんですけど...。」
「うん。知っててやってるけれど。」
だぁー!頑張れ俺の理性!勝ったらご褒美あげるから!...多分。
それにしても突然で驚いたな。まったく意外と大胆な子!
「私ね、自分で言うのもなんだけど胸には自信あるんだ♪...ユウ君は大きいのは嫌いかな...?」
「いえいえ!とんでもございません!大好きであります!」
ぎゃあー!何言ってんの俺!?これじゃただのド変態じゃん!?もっと冷静になれよ俺!本当のことだけども!
嫌われてないよね?そう思い恐る恐る有希乃の顔を覗く。
「...!そう!良かった!」
あれ?なんだか好感触?
「じゃあこれからどんどんアピールしていくね?」
「お、お手柔らかに?」
いつもの有希乃ってこんな感じだっけ?
まだ朝なのになんだか疲れたな...。
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