第3話 出会いは突然に
翌朝、6:30の目覚ましの音で目が覚める。
しかし、あまり寝起きがよくないようだ。
「(昨日の一件のせいであまり眠れなかった...。)」
昨日あんなことがあったのだ。いつも通り寝られるわけがない。もしそんなやつがいるのだとしたら心臓に紋章石でも埋め込まれているんじゃないだろうか。
そして一通りの準備をして学校へ向かう。晃德とは方向が違うので一緒に行くことはない。よって一人で行くことになる。もっと友達ほしい...。
駅までの道を歩いていると寝不足のせいで注意が反れていた俺の前に急に人影が。
当然避けられるわけがなく。
「あ!すみません!大丈夫ですか?」
女性とぶつかってしまった。俺は安否を尋ねると、
「痛たた...はっ!?」
彼女は俺の顔を見た瞬間固まってしまい、数秒の後に、
「だだ、大丈夫ですので!」
となぜか非常に顔を赤らめながら言い放って走り去っていった。
それにしても同じ制服、あの顔、あの姿...。
見間違うはずもない。彼女は同じクラスの...
「
彼女とはあまり席が近くないので話したことはないがさすがに顔くらいは分かる。
しかし、それにしても...。
「かなりのサイズだったな...。」
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