1.転生?

ー1.転生(?)ー



「お疲れ、また一ヶ月後になー」


「おう、また夏休み開けにな。ちゃんと勉強しろよ?」


「何言ってんだ?俺が勉強するとでも?」


「お前な………」



何ともないいたって普通の高校生活。


一学期も終わり夏休みに入った。



ちゃんと課題も出ているのにも関わらず、我が友人はする気が無いらしい……



……夏休み終盤はコイツの課題を終わらせる手伝いをさせられる未来が見えるぜ





俺は金山 永一(かなやま えいいち)、いたって普通の高校二年だ。


この名字のせいかよくクラスの奴からは「金山(きんざん)」って言われてるが、俺は金山(かなやま)だ



そんな学校生活も一段落し、夏の長期休暇になり、俺も何処に出掛けるか思案しながら帰宅していた時だった



夏季休暇は何をやろうか、趣味の図面漁りでもしようかな


ジェットエンジンとか面白そうだ




ビュオォォォ!バキン!


「!!?」



突如強い突風が吹き、俺の真上にあった看板が付け根から、折れた


どうやら根元が錆びていたようだ



俺は見上げる事ができたが、身体が動かない、見えるのは俺に向かって落ちてくる看板のみ



「ああ、俺はここで死ぬのか」とそう思った時、





いきなり視界が暗転した





意識はある、しかも俺は目を瞑った覚えは無い、看板に当たった感覚も無かった



「ここは……」



一体?そう言おうとした時だった





突如視界が見渡す限りの草原に変わった


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