第2話 短い文章 ネコチャンとしりとり

===1 普通===


「下僕よ。私のトイレの掃除はすみましたか?」

 ネコチャンが尻尾をフリフリしながら、再び近づいてきた。

「はい、すみました」

 ネコチャンはかわいい目で私の顔を見つめて、

「まだ行空けのことで悩んでいるのですか?」

 と言った。

「はい、そうです。趣味ですが」

「では、試しに短い文でしゃべってごらんなさい。そうですね、しりとりをしましょうか」

「はい」

「猫」

「昆布」

「鰤」

「栗鼠」

「西瓜」

「漢方」

「饂飩。さ、これでどうでしょう」

 そう言ってネコチャンは、鼻からプスプス音をたて始めた。鼻息を荒くしているのだ。



===2 一行ずつ空ける===


「下僕よ。私のトイレの掃除はすみましたか?」


 ネコチャンが尻尾をフリフリしながら、再び近づいてきた。


「はい、すみました」


 ネコチャンはかわいい目で私の顔を見つめて、


「まだ行空けのことで悩んでいるのですか?」


 と言った。


「はい、そうです。趣味ですが」


「では、試しに短い文でしゃべってごらんなさい。そうですね、しりとりをしましょうか」


「はい」


「猫」


「昆布」


「鰤」


「栗鼠」


「西瓜」


「漢方」


「饂飩。さ、これでどうでしょう」


 そう言ってネコチャンは、鼻からプスプス音をたて始めた。鼻息を荒くしているのだ。



===3 会話文だけまとめる===


「下僕よ。私のトイレの掃除はすみましたか?」


 ネコチャンが尻尾をフリフリしながら、再び近づいてきた。


「はい、すみました」


 ネコチャンはかわいい目で私の顔を見つめて、


「まだ行空けのことで悩んでいるのですか?」


 と言った。


「はい、そうです。趣味ですが」

「では、試しに短い文でしゃべってごらんなさい。そうですね、しりとりをしましょうか」

「はい」

「猫」

「昆布」

「鰤」

「栗鼠」

「西瓜」

「漢方」

「饂飩。さ、これでどうでしょう」


 そう言ってネコチャンは、鼻からプスプス音をたて始めた。鼻息を荒くしているのだ。


========


 さて、今回はこんなところです。特に会話文で短い文章が続くと、改行がうざったくなるかな? と思って、3の選択肢を設けてみました。

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