第6話悪魔族

デビルサーガは、王女イザベラーパクトを魔法で殺したと思っていたが、パクト王国に送り込ませてあるスパイが今朝、イザベラ王女が大男に連れられて城に帰還したとの事を知らされた。デビルサーガは、冷静で冷酷である。「その大男の名前は?」「フライーダクトと言っています。」「フライーダクト‥‥。」デビルサーガは、思い出したあの男女の勇者を。忘れたくても忘れられない。子供がいたとは‥‥。


今でもフライーレインに斬り落とされた右腕が疼いている。伝説の剣で斬られたのでデビルサーガの右腕は再生しなかった。いつも冷静なデビルサーガがイラついている。デビルサーガの魔力も右腕と共に半分に落ちた。フライーナギヤは勇敢な勇者だった。しかし、デビルサーガの魔法でフライーレイン(男)とフライーナギヤ(女)は殺した。


デビルサーガは、スパイにフライーダクトの暗殺を命じた。また、右腕が疼いた。今のうちに殺しておかなければ自分の脅威になると感じたからだ。伝説の剣の行方を探し続けているが一様に見つからない。

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