第138話 トラップ
今日からは22階層からの リスタートだ。
21階層からそうであるが 、トラップが出始めた。 ただ21階層もそうだが今の所即死系のえげつないトラップはなかった。
確かに矢が飛んでくるので、当たり所が悪ければ即死というこ事もあり得るが、警戒していれば十分矢を避けたり剣で弾いたり身を守る事ができる、そういうトラップがあったが、階層が進むにつれ、トラップの難易度が上がってくる。リーリンに聞いてみたがこのダンジョンが何階層まであるかはわからないが、えげつないダンジョンに変貌した事によるトラップではなく、元々このダンジョンが備わっているトラップにすぎないという。その為、現状としては何とも言えないが、ダンジョンの難易度を上げているのはボス部屋だけではないかと考え始めた。全員に確認したが、トラップの解除やトラップの発見に繋がるような、そういうギフトやスキルを持っている者がいなかった。
その為、俺がポイントを使い取得しようと考えた。
ギフトのポイントを確認すると罠発見及び 罠解除の ギフトが各々2ポイントと大したポイントではないので、危険を潰したり回避が必須なのでやはり取得した。俺が先頭でトラップを発見及び解除、モナが俺の護衛だ。
途中からこんな感じの探索になっていった。
モナはどうしていたかと聞くと、そもそもダンジョンに入ったのは俺達と入ったのが初めてで、リーリンは以前はシーフがいたが、今はいないという。
俺も甘かったが、誰もシーフ系のスキルが無いのが今更だが、呆れた。
ふとくしゃみをすると、何故か置いてきた筈のソニアがいる。
聡太「何でソニアがいるんだ!?いつからいるんだい!?」
ソニア「何言っているの?最初からいるし、全員でって言ったのはねお兄様よ」
モナ「確かに言ってましたね!へー連れていくんだーとは思いましたが、お師匠様の考えは私には・・・」
皆も似たり寄ったりで確認せずに一緒にいるのは俺の判断したからという。
仲間に恵まれない聡太である。皆脳筋男の判断に従う怖い判断をしているが、チート能力のお陰でなんとかなっているだけだった。
日々順調に階層を進むと時々木々があったり、小さいが池や何処に流れているのか突っ込みたいが川があったり変化に富んでいた。道中一日の休息を挟んで全員で進んでおり、今は29階層を突破し明日はボス戦という段階だ。
22階層以降は砂漠や雪山なフィールドやらダンジョン?と思うようなのも有った。リーリンによると、かつて踏破済みのフロアは岩がごつごつしたダンジョンで、今はかなり違う。地図も役人立たない。時折下から上がってきたミノタウロスと遭遇したりしていたが、今の俺たちの敵ではなかった。
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