第117話 去勢

 俺は出発直前にデブと先の2人と計4人にして貰った。


 聡太「おいお前ズボンを脱げ。そして下着も脱げ」


 でぶ「は、はい」


 聡太「お前最悪だな。こんな状況でよく興奮できるな。お前のはもう打ち止めだから二度と使えないからな。さあ別れを告げるんだな!


 奴はキョトンとしていたが俺が剣を振ると血飛沫と共にぎゃああという叫び声が聞こえてきた。


 俺は速攻でヒールを唱え傷を塞ぐ。そして


 聡太「今まで散々悪さをしたイチモツに別れを済ませたか?」


 因みに二人は声は出さないが狂喜していた


 でぶ「ごめんなさいごめんなさいどうかそれだけはおやめください!くっつけて下さい!ぎゃああああ」


 俺がファイヤーボールで切断された物を消し炭にしたものだからそう叫んでいた!


 二人は俺に何度も何度もお礼をしてきた。


 聡太「お前はこれから宦官として過ごせ。小便はなんとか排泄できるだろう。例えば俺の奴隷じゃなくなったとしても、もう二度と女を抱けない。クズめ」


 そうやって去勢し、クリーンを掛けて皆の所に向かっていた。俺のこの仕業を知るのは当人と救った二人で勿論誰にも言えない。二人には規制を掛けてはいないが秘密にすると言う。但しこのデブには子供の頃に処置を受けたと言えと命令を下した。


 そして戻るとサイラーが驚いていた。


 サイラー「こ、こいつってこの街の領主の息子ですよ!この街に入るのは流石にまずいですね」


 聡太「すまん戦闘でまだ興奮していて冷静な判断ができない。ユキリン任せた」


 サイラー「次の街だと急げば夕暮れには到着できますがどうしますか!?」


 ユキリン「じゃあそこの街まで急ぎましょう。奴隷はそこで売りますか?」


 聡太「いや、王都まで連れて行く。こいつらは最早護衛だ。但しこいつだけは違う!連れていくのは嫌だな。あっ!しまった。こいつ等が奴隷にしてた奴が俺の奴隷になったんだっけ」


 俺はこのデブ、奴隷商、赤帽子、青帽子に命令した。


 聡太「今すぐお前達が奴隷とした者を、つまり俺の奴隷になった者をここにいる者以外すぐに連れてこい。急げ!俺達はさっきの場所で待機する」


 そうすると1時間程で全部で24人のうち18名もの女性が連れてこられた。

 更に10分後奴隷商が32人を連れてきた。

 この奴隷商は表の奴隷商でもあった。違法奴隷は4人だ。


 聡太「ユキリンすまん。ちょっと想定外だよね」


 ユキリン「は、はい流石にこれでは無理ですね」


 本当に困ったなと頭が痛かった。


 サイラーによるとこの違法奴隷商に譲渡証明書を書かせば奴隷商の奴隷は正式に俺の奴隷になる。

 そしてこの二人を王都まで連れていき、他の奴隷も王都まで連れて行きそこで国王に処置を委ねると。基本的に違法奴隷は契約破棄をするつもりだ。


 24人の奴隷は全て合法奴隷でこれもこのデブに念の為譲渡証明書を書かせる。

 精々数名と思っていたが10倍だ。


 因みに護衛をしていた10名は王都で手続がいるが俺の奴隷として問題ないという。


 先ずは違法奴隷を開放した。この街の者で男にナンパされ騙されて一夜を共にし、翌朝気がついたら奴隷にさせられていて、娼婦にさせられていたそうだ。奴隷にされていて開放された事は3日間喋るなと命じて街へ返した。感謝しつつそそくさと去っていった。まあ貞操観念の強いこの世界で、ナンパされ股をすぐ拡げるような女だ、開放だけで良いだろう。その後の事まで面倒など見ていられない。


 奴隷商の正規の奴隷は14名が戦闘系で4名がメイド、8名が性奴隷だ。

 14名には護衛を命じた。奴隷になった理由を精査せねばならない。

 4名は経済的な奴隷で俺達の拠点の管理をお願いするつもりだ。

 8名は口減らしで売られていてこの奴隷性が手塩にかけて教育位していてまだ生娘という。6名は奴隷の教育中でまだ12〜15歳くらい。2名が教育の終わった売り出し中の高級奴隷で売値金貨5000〜10000枚といい16歳と17歳で物凄い美人だった。幼少の頃売られ、男に奉仕する為の手練手管を仕込まれているという。

 俺はこんな子に迫られたら即側室にしてしまうだろうなとつい考えてしまった。


 この者達は即時開放を行った。しかし俺について来るという。男に奉仕するのと、舞踏会等に連れて行かれる事を想定し、踊り等の所作を教えられたが、基本的に愛人、側室、単なる性奴隷として体を求められ、その需要で食べさせて貰う為の教育しか受けていない

 。その為今放り出されると娼婦になって稼ぐしか生きる術がないとはっきり言ったので、年長のこの売り出し中の2人を正副のリーダーにして姓奴隷になっている者ね面倒見る事で、俺が当面身請けして生きる術を何とかする事になってしまった。

 皆反対はしない。サイラーは聞けばアドバイスはくれるが、どうも俺の対応が想定外の対応で、お人好し過ぎると呆れるやら、凄いや奴だと思うのやら俺を尊敬しているのが分かる。俺の決断の一瞬驚き、そこからは協力してくれるのだ。

 ミーナにしろリーナにしろ、そうだ。

 リーナに至っては


 リーナ「さっきのあのアバズレは可愛そうだけど自ら巻き込まれたような物だからまあ自業自得だよね。だからまあ良いけど、あの8人はちゃんと面倒見るんでしょうね!?何なら聡太の側室にでもして養ってあげなさいよ。子供の頃から男への奉仕の仕方しか教えられていないって余りにも可愛そうよ。彼女達が立ち直る為の勉強は私達が何とかするから。」


 勢いで面倒を見る事になったが、確かに彼女達は不憫過ぎる。今はまだ俺達自信の事で精一杯な筈だが、どんどん面倒に巻き込まれ、保護した者が増えている。

 自らの首を間違いなく絞めているのだが、皆見捨てる選択をしない。モナやリリアらエミリーは俺に従うが、意見を聞くと情け容赦ないこの世界の当たり前の事を言われる。関わるな、とっとと売り払うようにとの類いの話だ。自分にはそrReれしか出来ないと。ただ、救う選択をする俺をうっとりと見るだけだった。


 デブの奴隷は6人が戦闘系なので取り敢えず護衛とする。残りり18名は屋敷のメイドだった。一応このデブ男爵だという。爵位は分からないが、貴族というのは分かった。


 一応王都まで連れて行きどうするか考える事として今日は野営にしたのであった。


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