第40話 初体験
何事にも初体験というのがある。
甘く切ない心躍る響きの言葉でもある。
そう、俺とリリアとエミリーの三人でこれから初体験をするんだ!気合が入ります!
3人共未経験なんだよね。
今は初体験をするべく移動中だ。俺はもうドキドキしっぱなしだ!
いよいよだ。この前は出来なかったけど、今日こそは漢になるんだ!
そんな感じで俺のテンションの高さに二人は若干引き気味だ。
俺はついつい言葉に出ていたようだ!
はーーーーつ体験初体験!るんるるるるーん
てな感じではしゃいでいた。
リリア「ちょ、ちょっと、やめなさいよ!周りが誤解するでしょ!」
エミリー「お、お願いですから、落ち着いてください!ね、そーたさーん!」
聡太「ノンノンノオンノン!俺はトニーだぜ!間違えんなよベイビー」
エミリー「そうでしたね、トニー」
リリア「トニーってなんか言いにくいね。トニーって子供みたいよ!ちょっとは落ち着きなさいよね!まったくもう!」
等とやっていると初体験をする場所に着いた。これから三人であんな事やそんな事をしちゃいます!
職員「おや?エミリーさん今日は視察ですか?」
エミリー「いえ、私も今日が初めてですが中に入るんですのよ!この三人でね!」
職員「ほう!ではカードを見せて下さいね。ふむふむ。問題ないですね!では頑張って行ってください」
エミリーがいるからか冒険者ランクを見ただけでカードを返された。
おれは気合を入れると
聡太「よっしゃー!さあ気張っていくぞーレッツラゴー」
そう言うと意気揚々と扉をくぐり、ダンジョンへの第一歩を踏み出した!
そこは岩がゴツゴツした洞窟で、通路の幅は概ね3m前後、高さ!も3m位だ。
そして歩く事数分で緑色をしたひょろっと痩せたゴブリンというのが出てきた。手には棍棒を持っている!
俺は剣を抜くと雄叫びを上げて突進する!
聡太「うおおおおおお!」
剣を上段から振りかぶると肩から剣が見事に入り右腕を切断し、怯んだ所を剣を横に振り抜き、胴を切断した。そうするとボフッとーいう音と共に魔石を残して霧散していった。
そうして俺の初体験がスタートするのであった。
魔石を拾い収納に入れる。
先に進むと2匹出てきたので俺とリリアで1匹づつ相手をする。
俺はファイヤーボールを数発同時に発生させ、ゴブリンにぶつける!
全て当たり、間もなく倒せれた。
初心者ダンジョンは4階層の構成となり、一番下は基本的にボス部屋だという。
1階層はⅰ時間位進むと終わるという。一本道なので迷う事もない。
時折ゴブリンが出る位でサクサク進み、順調にエミリーのレベルも上がっている。
一度エミリーに魔物を倒すように伝えるとウインドカッターでサクサクー倒していく。
エミリーが自分の魔法の威力が高い事に驚いていた。レベルが上がったから威力も上がっているからだ。
そうすると2階層へ向かう階段の所に着いたのであった。
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